伝統のダイブは池からプールへ 女子メジャー初戦で西郷真央が史上2人目の連覇に挑む
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 事前情報◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇6811yd(パー72)
2026年の女子メジャー初戦が装いを新たに23日(木)に開幕する。前年に西郷真央がツアー初優勝をメジャーのビッグタイトルで飾った大会は、過去3年と同じテキサス州ヒューストン近郊ながらメモリアルパークGCに舞台を移す。冠スポンサーである米国の石油大手シェブロン本社に近いコースは、2020年に設計家トム・ドークがブルックス・ケプカをコンサルタントに迎えて改修を行った。例年3月に開催されるPGAツアー「テキサスチルドレンズヒューストンオープン」の会場として定着している。
西郷は前年にキム・ヒョージュ(韓国)、イン・ルオニン(中国)、アリヤ・ジュタヌガン(タイ)、リンディ・ダンカンと5人によるプレーオフを制して日本勢5人目のメジャー制覇を達成した。米ツアー3年目の今季はここまで5試合に出場して3月「HSBC女子世界選手権」の21位がベストフィニッシュ。直近2試合は予選落ちを喫しているが、前週の試合をスキップして調整に充て、アニカ・ソレンスタム(2001、02年/スウェーデン)しかいない大会連覇に挑む。
日本勢の米ツアーメンバーは13人が出場する。畑岡奈紗と竹田麗央は西郷同様、直前の試合にはエントリーせずメジャー初タイトルを狙う。下部エプソンツアーから昇格したルーキー原英莉花は2021年「AIG女子オープン(全英女子)」以来となるメジャー。この大会はカリフォルニア州ミッションヒルズCCで行われた21年(当時はANAインスピレーション)にも参戦した。
昨季の国内ツアーメルセデスランキング上位2人の資格で佐久間朱莉と神谷そらもフィールドに名を連ねた。総距離6800ydを超えるロングコースで年間女王・佐久間の技と日本屈指の飛ばし屋・神谷の力が試される。
米女子ツアーでは、5大メジャーのうち異なる4つのタイトルを獲得した選手をキャリアグランドスラムとして認定している(5つ全てそろえればスーパー・キャリアグランドスラムと呼称)。チョン・インジ(韓国)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)とともに今大会の優勝で到達となるミンジー・リー(オーストラリア)は、弟のミンウ・リーが昨年ヒューストンオープンでPGAツアー初優勝を飾った。
賞金総額800万ドル(約12億7000万円)、優勝賞金120万ドル(約1億9000万円)が懸かることし最初のビッグトーナメント。最終18番は池が絡まないレイアウトとなっており、グリーンサイドに小さな特設プールを造って優勝者による“池ダイブ”の伝統を継承する。
<主な出場予定選手>
西郷真央、ネリー・コルダ、コ・ジンヨン、リディア・コー、レキシー・トンプソン、ステーシー・ルイス、ツェン・ヤニ、笹生優花、ミンジー・リー、山下美夢有、古江彩佳、ブルック・ヘンダーソン、ハンナ・グリーン、キム・ヒョージュ、竹田麗央、ジーノ・ティティクル、岩井千怜、岩井明愛、チャーリー・ハル、畑岡奈紗、勝みなみ、馬場咲希、吉田優利、原英莉花、西村優菜、佐久間朱莉、神谷そら