渋野日向子&勝みなみがダブルス戦へ 山下美夢有&竹田麗央、岩井ツインズもペアで出場
◇米国女子◇ダウ選手権 事前情報◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287yd(パー70)
ツアー唯一のダブルス戦が26日(木)に開幕する。2019年のスタートからミシガン州ミッドランドCCで行われ、今年で6回目。2人1組の72チームが出場し、2日目を終えて33位タイまでが決勝ラウンドに進出。優勝ペアにはそれぞれ2年シードと年間ポイントレースのポイント410ptが付与され、1人当たり賞金40万2691ドル(約5870万円)を獲得する。世界ランキングやルーキー・オブ・ザ・イヤーのポイントは付与対象外の試合となる。
初日と3日目にフォアサム(ペアが1つのボールを交互に打つ)と2日目と最終日にフォアボール(ペアのそれぞれがプレーしてホールごとに良い方のスコアを採用)をプレーする4日間。フォーマット的にも優勝スコアが通算20アンダーを上回る伸ばし合いが展開される。同じ国同士や姉妹といった組み合わせに限らず、普段ツアーで切磋琢磨する選手たちによるペアは多種多様。チーム名やテーマ曲(入場曲)の設定もあり、お祭り感が漂うエンターテインメント性も高い一戦だ。
前年大会はジーノ・ティティクル(タイ)とイン・ルオニン(中国)のペアが優勝。前週「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」で2日目まで首位を走りながらメジャー初制覇を逃したティティクルは、再びルオニンと組んで大会初の連覇に挑む。世界ランキングは2位と4位。数字上は今大会のフィールドで間違いなく最強を誇る。歴代覇者ではモリヤ・ジュタヌガン&アリヤ・ジュタヌガン姉妹(ともにタイ/2021年)、シャイアン・ナイト&エリザベス・ゾコル(23年)もエントリーした。
今季開幕から16試合連続でトップ10入りと活躍が続く日本勢も多くのツアーメンバーが参戦。古江彩佳は米ツアー同期のアン・ナリン(韓国)、畑岡奈紗は昨季2勝をマークした世界ランク14位のローレン・コフリンとともに出場する。渋野日向子と勝みなみは2年連続で“黄金世代”タッグを結成。昨年は渋野が2日目18番(パー3)でホールインワンを決め、3日目にはテーマ曲「マツケンサンバ2」のダンスを披露するなど大会を盛り上げ、大会20位フィニッシュ以上のインパクトを残した。
昨季国内ツアーで年間女王を争った山下美夢有と竹田麗央、双子ペアとなる岩井明愛と千怜も活躍が期待される。米ツアー新人賞レースで1位の竹田から上位を独占しており、2チームとも優勝争いに絡んできても不思議はない。吉田優利と馬場咲希も日本人同士でコンビを組み、西村優菜はマリア・ナムと米ツアー3年目で大会初出場を果たす。
<主な出場予定ペア>
ジーノ・ティティクル&イン・ルオニン、ユ・ヘラン&ローズ・チャン、リディア・コー&ダニエル・カン、古江彩佳&アン・ナリン、ローレン・コフリン&畑岡奈紗、メーガン・カン&レキシー・トンプソン、アリヤ・ジュタヌガン&モリヤ・ジュタヌガン、渋野日向子&勝みなみ、西村優菜&マリア・ナム、竹田麗央&山下美夢有、岩井千怜&岩井明愛、馬場咲希&吉田優利