全米女子プロ“前哨戦” 日本勢は畑岡奈紗ら11人が出場
◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 事前情報◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)
今季メジャー第3戦「全米女子プロ選手権」(テキサス州フィールズランチ イースト)を翌週に控える4日間大会が12日(木)に開幕する。
1929年に開場したブライズフィールドCCは高低差のないフラットな造りで、中西部を中心に200以上のゴルフコースに携わったコース設計家ウィリアム・ラングフォードとセオドア・モローによってデザインされた。故アーノルド・パーマーが優勝した1961年のPGAツアー「ウェスタンオープン」をホストしたコースでもある。
昨年は通算16アンダーのトップで並んだ2015年大会覇者のレキシー・トンプソン、グレース・キム(オーストラリア)とのプレーオフを制したリリア・ヴがツアー5勝目を挙げた。腰の故障をしてから約3カ月ぶりの復帰戦での優勝だった。
日本勢は11人が出場。前週「ショップライトLPGAクラシック by Acer」を4位で終えた古江彩佳は再び今季初優勝を狙う。前週5位の山下美夢有も、竹田麗央、岩井千怜に続いてルーキーシーズンでのツアー優勝が期待される。竹田、岩井千、岩井明愛、勝みなみは「リビエラマヤオープン」から4連戦目になる。
畑岡奈紗は予選落ちした2週前の「全米女子オープン」以来の出場。今季の最高位は4月「JMイーグルLA選手権」の6位。2019年に2位と実績ある大会で、22年4月「DIOインプラントLAオープン」以来のツアー7勝目を目指す。
昨シーズン限りで第一線から退く意向を示していたトンプソンが今季6試合目として臨むほか、17年、19年大会と2度にわたって歴代覇者に名を刻んだブルック・ヘンダーソン(カナダ)、23年優勝のレオナ・マグワイア(アイルランド)もエントリーした。
2週連続でトップ5入りして世界ランキング8位に浮上した西郷真央とメジャー2勝の笹生優花は出場しない。
<主な出場予定選手>
ユ・ヘラン、古江彩佳、ハンナ・グリーン、リリア・ヴ、ブルック・ヘンダーソン、竹田麗央、セリーヌ・ブティエ、山下美夢有、畑岡奈紗、レキシー・トンプソン、レオナ・マグワイア、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、岩井千怜、岩井明愛、馬場咲希、吉田優利