ポイント加算逃した吉田優利 シーズン終盤戦は厳しい立場に
◇米国女子◇ポートランドクラシック 2日目(2日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)
吉田優利が予選落ちを喫し、今大会後の第2回リシャッフル(出場優先順位の組み換え)によるシーズン終盤戦の出場権確保を逃した。
51位から出て、3バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「72」で通算3アンダーにとどまり、カットラインに2打届かなかった。バーディ合戦にあって、前半アウトでチャンスを数回逃し、4アンダーで迎えた13番でティショットを左池に入れて、致命的なダブルボギーをたたいた。
吉田は中継局WOWOWのインタビューで「前半に伸ばしきれなかったのが、今日のゴルフのすべて。(前半2つの)パー5でバーディをとれなかったのが痛かったです」と一日を振り返った。
シーズンは残り12戦。吉田は年間ポイントランキング121位で今大会を迎え、単独4位以上なら終盤戦出場権が確保できるランク80位以内に入る可能性があり、また20位以上程度でもランク100位以内に入って、出場優先順位を上げられる可能性もあったが、予選落ちでポイント加算できなかった。
「昨日はまだ良かったですが、今日みたいなゴルフはしたくないので、もっと精度のいいゴルフができるよう練習していきたい。スイングを確認して、キャリーやランのすり合わせ、ショートゲームは引き続き磨いていかないと」
今後は8月29日開幕「FMグローバル選手権」(TPCボストン/マサチューセッツ州)と9月19日開幕「クローガー・クイーンシティ選手権」(TPCリバーベンド/オハイオ州)にエントリーしているものの、出場は未定。また「TOTOジャパンクラシック」(10月31日開幕、瀬田GC北コース/滋賀)などアジアシリーズ4試合を含め、出場権を持つ選手の動向次第になるだけに、来季シード権(ポイントランク80位以内)獲得へ厳しい立場に追い込まれた。