2024年 CPKC女子オープン

「本当にナイスプレー」吉田優利が12位発進 渋野日向子87位

2024/07/26 11:07
日本勢最上位の12位で初日をスタートした吉田優利(Vaughn Ridley/Getty Images)

◇米国女子◇CPKC女子オープン 初日(25日)◇アールグレイGC (カナダ)◇6709yd(パー72)

カナダのナショナルオープンが開幕し、吉田優利が3バーディ、2ボギーの「71」として1アンダーの12位で滑り出した。5人の日本勢で最上位。今季自己最高の16位で終えた先週の「Danaオープン」の勢いを難コースでも維持した。

風が強く吹いた午後のプレーで、序盤3番で先行したボギーも「思ったよりも風に乗ってしまった。ナイスボギーで良い流れをつかめた」と意に介さなかった。前半のうちに2バーディ。後半11番のボギーは、左サイドの深いラフから低く出して3オンさせた14番(パー5)のバーディで取り返した。

中継局WOWOWのインタビューで「本当にナイスプレーだったと自分でも思います。風も強く、雨も降った難しい状況で、比較的ドライバー(ショット)が安定して、うまくマネジメントできた」と胸を張った。最終18番はグリーン奥からのアプローチをピンそば1m強に寄せてパーセーブ。「最後もドキドキしながら打ちました。この一打はすごく大きい。あしたに弾みをつけて頑張れる」とうなずいた。

単独首位のローレン・コフリンには3打差。2位のミンジー・リー(オーストラリア)ら4人には2打差と好位置。吉田は次週「ポートランドクラシック」(オレゴン州コロンビア・エッジウォーターCC)終了時点での第2回リシャッフル(出場優先順位の入れ替え)を控え、ポイントランキング130位とシビアな状況にいる。「自分でもすごく良いプレーだったが、トップがもっと良いスコアなのに驚く。すごくレベルが高い位置で戦えている。しっかりメリハリをつけて自分らしいプレーをしたい」とガマン比べに挑む。

その他の日本勢はバーディなし、1ボギー「73」で回った西郷真央が1オーバー39位。渋野日向子勝みなみ西村優菜は「75」で3オーバーの87位と出遅れた。

前年優勝のメーガン・カンは2オーバー62位で2日目に向かう。

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