香妻陣一朗が決着! LIV最下位「アイアンヘッズ」が“番狂わせ”で準決勝進出
◇LIVゴルフシリーズ◇チームチャンピオンシップ・ダラス 初日(20日)◇マリドーGC(テキサス州)◇7535yd(パー72)
4人1組の13チームが賞金総額5000万ドル(約70億円)を争うシーズン最終戦が開幕した。
初日は前試合「シカゴ」を終えた年間ポイントレース4位から13位までの10チームが出場し、マッチプレー戦(シングルス2試合&ダブルス1試合)を実施。勝ち抜いた5チームが2日目に進出し、シードの上位3チームを加えた8チームが同じフォーマットで戦う。
香妻陣一朗が所属するポイントランク最下位のアイアンヘッズGCは、ブルックス・ケプカ率いる同4位のスマッシュGCと対戦した。シングルスはケビン・ナがケプカに5&6で敗れ、ダニー・リー(ニュージーランド)がテーラー・ゴーチを1アップで下して1勝1敗。香妻はフォアサム形式(1つのボールを交互に打つ)のダブルスメンバーとしてスコット・ビンセント(ジンバブエ)と組み、ジェイソン・コクラックとグレーム・マクドウェル(北アイルランド)に延長1ホールの末に勝利。ランクで格上の相手に番狂わせを演じて準決勝進出を決めた。
18ホールで決着がつかず、3番(パー3)で行われた延長1ホール目。香妻が約7mのパーパットを沈めて金星をつかみとり、力強いガッツポーズでメンバーの歓喜に応えた。
同ランク12位のハイフライヤーズGCも、同5位のトルクGCを撃破。キャプテンのフィル・ミケルソンもダブルス戦を制すなどチームの勝利に貢献した。
セルヒオ・ガルシア(スペイン)の率いる同6位のファイヤーボールGC、南アフリカ勢でメンバーを固める同7位のスティンガーGCは3戦全勝で順当に勝利した。
アイアンヘッズは2日目、今季ランク1位で前年優勝のクラッシャーズGCと対戦。ブライソン・デシャンボー擁する最強チームにさらなる下克上に挑む。