「かみ合った」山下美夢有が首位浮上 古江は5位後退、初日2位のアマ新垣は予選落ち
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 2日目(27日)◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆3661人)
2年連続年間女王の山下美夢有が通算8アンダーの首位に浮上した。2位から出て5バーディ、1ボギーの「68」で回り、後続に2打差をつけて決勝ラウンドに進んだ。
山下は「納得のいくセカンドショットは少なかったんですけど、ショートゲームが良かったので、安定してスコアメークできました」という。前半インの10、14番でチップインバーディを決めるなど「特にアプローチでリカバリーできた」と持ち前の技術を発揮した。
アマチュアだった2018年大会から出場全5回で予選通過。首位ターンは初めてだが、自己採点の厳しい23歳は満足しない。「ショットは昨日の方が良かったですけど、ラッキーもあってかみ合って4つスコアを伸ばせた。明日もしっかり伸ばしたい」と話す。今季は未勝利で2位7回。「サロンパスカップ」「JLPGAツアー選手権リコーカップ」に続く史上11人目の国内メジャー3冠を、史上最年少「23歳58日」で飾る偉業での今季初優勝が見えてきた。
元世界ランキング1位の申ジエ(韓国)、笠りつ子がともに4位から出て「69」で回り、通算6アンダーの2位。5アンダーの4位に15歳のアマチュア岩永杏奈(大阪桐蔭高)。
メジャー「アムンディ エビアン選手権」覇者で初日首位の古江彩佳と、22年「日本女子プロ」覇者の川崎春花、プロ10年目のささきしょうこが4アンダーの5位。古江は5番の池ポチャのダブルボギーが響いて「75」とスコアを落とした。
メルセデスランキング1位の竹田麗央は24位から出て「69」で3アンダー8位に浮上。昨年覇者の原英莉花は11位から出てパープレーで2アンダー12位。
初日2位の16歳アマ新垣くらら(沖縄・エナジックスポーツ高等学院2年)は「82」と崩れ、69位で予選落ちした。
<上位成績>
1/-8/山下美夢有
2T/-6/笠りつ子、申ジエ
4/-5/岩永杏奈(アマ)
5T/-4/古江彩佳、川崎春花、ささきしょうこ
8T/-3/安田祐香、宮里美香、竹田麗央、青木瀬令奈