2024年 北海道meijiカップ

「洋芝をちょっと克服」木村彩子が単独首位発進 渋野日向子、川崎春花は出遅れ

2024/08/02 15:34
木村彩子が首位発進※写真は7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」

◇国内女子◇北海道meijiカップ 初日(2日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72)◇曇り(観衆3462人)

プロ9年目の28歳、木村彩子が7バーディ、1ボギー「66」で6アンダー単独首位発進を決めた。22年6月「アース・モンダミンカップ」以来のツアー2勝目を狙う。

木村はかねて洋芝に苦手意識があり、今大会も過去出場4回すべて予選落ち。それが、昨年から取り組むトップの位置を高くするスイング改造で「ちょっと克服できた」という。「洋芝は少しボールが沈みやすいので、ヘッドを上から入れないといけない。それができるようになった」。飛距離アップを求めたことが洋芝対策にもマッチした形だ。

「バーディチャンスも入ってくれた」というグリーン上のプレーも冴え、奥のエッジからパターで8mを沈めた前半11番から3連続で伸ばして加速。最終9番(パー5)も2mを確実に決めて、単独首位の座を確保した。「毎日60台が目標。今日のことはいったんリセットして、明日も頑張りたい」と意気込んだ。

8月に「AIG女子オープン(全英女子)」(スコットランド・セントアンドリュース オールドコース)を控える岩井明愛が7バーディ、2ボギー「67」でプレーし、5アンダー2位。同じく全英女子に出場する小祝さくら竹田麗央が「68」で並び4アンダー3位に続く。

メルセデスランキング4位の岩井千怜渡邉彩香脇元華三ヶ島かなら8人が3アンダー5位タイに並んだ。

永久シード保持者の不動裕理が2アンダー13位、出産を経て5年ぶりの国内ツアー復帰戦となった元賞金女王アン・ソンジュ(韓国)は1アンダー27位。

昨年大会覇者の鈴木愛は2オーバー73位、国内今季初戦の渋野日向子は最終18番でイーグルを奪ったものの「75」で3オーバー83位、3試合連続優勝が懸かる川崎春花は5オーバー100位といずれも出遅れた。

<上位成績>
1/-6/木村彩子
2/-5/岩井明愛
3T/-4/竹田麗央小祝さくら
5T/-3/大出瑞月岩井千怜渡邉彩香脇元華穴井詩泉田琴菜三ヶ島かな荒川怜郁

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