不振の櫻井心那「一つのきっかけに」 吉本ひかると首位発進

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 初日(4日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6667yd（パー72）

櫻井心那と吉本ひかるがトーナメント記録に並ぶ「65」で飛び出し、7アンダー首位タイで4日間大会をスタートした。櫻井は8バーディ、1ボギー。吉本はボギーなしの7バーディでプレーした。

櫻井はツアー1年目の昨季に4勝をマーク。年間ポイントランキング5位と躍進したが、今季は16試合に出場してランク48位にいる。「去年と比べて全然ダメだし、すごく悔しい思いをする時間が長い」と不満の募る戦いが続く。この日は「パターに助けられた一日」とグリーン上のプレーを好スコアにつなげ、今季自己ベストスコアを記録。4月「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」以来となる29ラウンドぶりの60台を「一つのきっかけになると思うし、久しぶりなので本当にうれしい」と喜んだ。

6アンダーの3位に、前週「資生堂 レディスオープン」を2位で終えた堀琴音。5アンダーの4位に、地元大会での連覇がかかる小祝さくら、ルーキーの菅楓華、今季2勝の鈴木愛、韓国のリ・ハナが続く。小祝は出だしから2連続ボギーと序盤でつまずいたが、以降は7バーディを量産して首位に迫った。

小祝と同じ北海道出身で、前年2位の雪辱戦となるミネベアミツミ所属の菊地絵理香は4アンダーの8位でスタート。前週を今季自己ベストの3位で終えた原英莉花は1アンダーの43位。ツアー初優勝からの連勝に挑む桑木志帆はイーブンパーの57位で発進した。

＜上位成績＞

1T／－7／櫻井心那、吉本ひかる
3／－6／堀琴音
4T／－5／小祝さくら、菅楓華、鈴木愛、リ・ハナ
8T／－4／葭葉ルミ、仲宗根澄香、大里桃子、林菜乃子、神谷そら、川崎春花、菊地絵理香