岩井千怜が大会記録で初連覇「母の日に最高のプレゼント」 年間ポイントレースも1位浮上
◇国内女子◇RKB×三井松島レディス 最終日(12日)◇福岡CC 和白コース(福岡)◇6305yd(パー72)◇雨(観衆1285人)
岩井千怜が開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」以来の今季2勝目、ツアー通算6勝目を挙げた。山下美夢有、双子の姉・明愛との3人プレーオフを制した前年大会から、自身初の連覇を達成した。「21歳312日」での同一大会連覇は4番目の年少記録。
荒天下の54ホール競技完遂を目指し、通算1オーバー59人の予選通過者を1アンダー36人までに絞るセカンドカットを実施。岩井は山下、佐久間朱莉と並ぶ7アンダー首位から出て、6バーディ、1ボギー「67」で回り、通算12アンダーで抜け出した。前年に自身がマークしたトーナメントコース記録の通算11アンダーも更新した。
4位だった年間ポイントレースのメルセデスランキングで3日間大会優勝の200ptを加え、899.23pt。今大会予選落ちだった竹田麗央(873.16pt)を抜いてトップに浮上した。
優勝スピーチではサポートへの感謝を伝え、2年連続となる“母の日”の優勝を喜んだ。「雨と風で一日が長かったですけど、いつも応援してくださる方々の顔を見て、最後まで諦めずに“よし、頑張ろう”と思えました。また、母の日に最高のプレゼントを贈れたと思います」と笑顔をみせた。
山下は「70」と伸ばしきれず、10位から出て、この日のベストスコア「66」で回った藤田さいきと並ぶ9アンダー2位。佐久間は今季3度目の最終日最終組で「77」と崩れ、2アンダー13位フィニッシュでまたも初優勝を逃した。
2アンダー13位の菅沼菜々は12番(パー3)で自身初のホールインワンを決めた。
ギャラリー投票で決まる大会恒例のベストスマイル賞は小祝さくら、ベストドレッサー賞は原英莉花が受賞した。
<上位成績>
優勝/-12/岩井千怜
2T/-9/藤田さいき、山下美夢有
4T/-6/金澤志奈、小祝さくら、工藤遥加
7T/-5/ペ・ソンウ、高橋彩華
9/-4/臼井麗香
10T/-3/鈴木愛、青木瀬令奈、桑木志帆
<同一大会連覇:年少記録>
1/畑岡奈紗/18歳261日/2016&17年「日本女子オープン」
2/宮里藍/20歳154日/2004&05年「大王製紙エリエールレディス」
3/藤田さいき/21歳214日/2006&07年「プロミスレディス」
4/岩井千怜/21歳312日/2023&24年「RKB×三井松島レディス」