日本人優勝から10年 シニアメジャーに藤田寛之ら4人が参戦
◇シニアメジャー第2戦◇キッチンエイド全米シニアプロ選手権 事前情報◇フィールズランチイースト(テキサス州)◇7193yd(パー72)
米国シニアツアーのメジャー第2戦が25日(木)に開幕する。2013年に井戸木鴻樹が優勝し、日本に初めて男子メジャータイトルがもたらされてから10年。50歳以上の男子プロゴルファー世界一のタイトル争いに日本勢4人が挑戦する。
昨年の国内シニアツアーでの賞金ランキング上位4人の資格でプラヤド・マークセン(タイ)、藤田寛之、兼本貴司、深堀圭一郎が出場する。
さらに2019年の「中日クラウンズ」で優勝した宮本勝昌が「過去5年で米国、日本、欧州のレギュラーツアーに優勝した50歳の選手」という資格でエントリーした。
日本勢4人はいずれもシニアメジャー初参戦。2週前のメジャー初戦「リージョンズトラディション」で優勝し、米シニアツアー(PGAツアーチャンピオンズ)のポイントランクでトップを走るスティーブ・ストリッカーがフィールドを牽引する。
ランク2位のデビッド・トムズ、3位で前年優勝のスティーブン・アルカー(ニュージーランド)、4位のアーニー・エルス(南アフリカ)も本気モード。パドレイグ・ハリントン(アイルランド)は前週の「全米プロゴルフ選手権」で予選を通過し50位で終えている。
会場のフィールズランチはテキサス州ダラス近郊、全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)が本部を置くフリスコの巨大ゴルフ施設。ギル・ハンスが設計した東コースが舞台になる。当地では2025年と31年には女子メジャー「KPMG全米女子プロ選手権」を、27年と34年には男子「全米プロ」を開催する。
<主な出場予定選手>
スティーブン・アルカー、トーマス・ビヨーン、チェ・キョンジュ、ダレン・クラーク、アーニー・エルス、藤田寛之、深堀圭一郎、ジム・フューリック、レティーフ・グーセン、パドレイグ・ハリントン、ミゲル・アンヘル・ヒメネス、兼本貴司、ベルンハルト・ランガー、プラヤド・マークセン、宮本勝昌、ビジェイ・シン、スティーブ・ストリッカー、Y.E.ヤン