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稲見萌寧、松山英樹、ウッズ… プレーオフ成績を振り返った

東京五輪の女子ゴルフ競技(埼玉・霞ヶ関CC)では日本代表の稲見萌寧リディア・コー(ニュージーランド)とのプレーオフを制して銀メダルを獲得。女子の前には男子の松山英樹が銅メダルをかけた7人によるプレーオフを戦って4位に終わった。

2位や3位を決定するためのプレーオフは五輪以外のゴルフトーナメントでは見られないこともあり、選手はもちろん、テレビ視聴者にとっても新鮮だったに違いない。

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松山とともにプレーオフを戦ったロリー・マキロイ(アイルランド)は「3位になるために、こんなに頑張ったことない」とメダルこそならなかったが、充実感を漂わせていた。

稲見はこれで国内女子ツアーを含めるとプレーオフ4戦全勝と圧倒的な勝負強さを見せつけている。松山は東京五輪の次戦となった前週の米男子ツアー「WGCフェデックス セントジュード招待」でもプレーオフを戦って惜敗、通算5勝2敗(勝率71%)となった。

国内ツアーに目を転じれば、女子で50勝の不動裕理は9勝5敗(同64%)、2015、16年の賞金女王イ・ボミ(韓国)は9勝3敗(同75%)。男子ツアー94勝の尾崎将司は12勝8敗(同60%)の成績を残している。

米国男子ツアーでは82勝のタイガー・ウッズが11勝1敗(同92%)。また、興味深い記録では1949年の「モーターシティオープン」。ロイド・マングラムとケリー・ミドルコフが11ホールに及ぶプレーオフを戦ったが、日が沈んでも決着がつかなかったため、同意を得て2人が優勝を果たした例がある。

<国内女子ツアー主な選手のプレーオフ成績>
上田桃子(ツアー16勝)/5勝6敗(勝率45%)
菊地絵理香(同4勝)/0勝4敗(同0%)
小祝さくら(同4勝)/0勝2敗(同0%)
渋野日向子(同4勝)/1勝0敗(同100%)
鈴木愛(同17勝)/3勝5敗(同38%)
成田美寿々(同13勝)/4勝1敗(同80%)
横峯さくら(同23勝)/3勝9敗(同25%)

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