新リーグ「TGL」はギアも注目ポイント! ウッズは新ドライバーを投入
リアルとバーチャルを融合させた屋内型の新リーグ「TGL」。27日(月)に行われたタイガー・ウッズ率いるジュピターリンクスGCと、ロリー・マキロイ(北アイルランド)率いるボストン・コモンゴルフの一戦では、多くの選手が新しいギアを使用していた。
最も目を引いたのはウッズだ。テーラーメイドの最新モデル「テーラーメイド Qi35 LS ドライバー」を使用していた。以前使っていたテーラーメイド Qi10 LS ドライバーは10.5度のヘッドだったが、Qi35では9度にセットしている。新作ヘッドの重心位置が低くなり、打ち出し角が高くなったためだろう。シャフトはグラファイトデザイン ツアーAD VFのまま変わっていない。
Qi35 LSはシリーズで最も低スピンのモデルだ。後方に13グラムのウエート、前方には3グラムのウエートが2個装着されている。テーラーメイドはQi10のようなスライド式ではなく、弾道調整システムというウエートのセットアップを採用した。これにより重量を削減し、重心位置、打ち出し条件、スピン量により良い変化を加えた。
同じチームのトム・キム(韓国)はパターを新しくしていた。スコッティキャメロンのプロトタイプパターから、ブレード型のスコッティキャメロン スタジオスタイル ニューポート2にチェンジ。キムはこのパターで1ピン前後のパットを3本決め、チームを勝利へ導いた。
今年は、GSS(ジャーマンステンレス鋼)インサートの入ったスコッティキャメロンの初代スタジオスタイルシリーズ誕生から20周年の節目。新作にはスタジオカーボン鋼が使用され、チェーンリンクミリング技術による新機軸のフェースインサートが採用されている。
グリーン上で新しいモデルを披露したのはキムだけではない。ボストン・コモンゴルフのアダム・スコットがパターをLABゴルフのOZ.1パターに戻した。スコットは以前このパターの設計をLABゴルフと共同で行い、伝統的なマレット型ながら、フェースバランスにセットされた技術を確立する上で影響を与えた。
選手たちが何を使ってプレーするかは、新リーグの観戦ポイントの一つとなるだろう。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)