リッキー・ファウラーがコブラの新2Wとタイトリストのボールをテスト
「ザ・アメリカンエキスプレス」で2025年最初のPGAツアーに出場中のリッキー・ファウラーが、大会開幕前に未公開のコブラ新2番ウッドをテストしていた。ロフト角13.5度のプロトタイプで、クラブの愛称は「ザ・デュース」となっている。
ファウラーに聞いたところによると、クラブの愛称は変更されるかもしれないが、これには人気を博している「ミニドライバー」の呼び名を避ける意図があるとのこと。この手のクラブは、ティとフェアウェイの両方で使える多用途性と、ドライバーよりもドローが打ちやすい特性により需要が拡大し、ここ1年ほどで複数メーカーがリリースしている。コブラもそこに加わったわけだ。
ファウラーは以下のように語った。
「2番ウッド的というか、ミニドライバー、あるいは“デュース”など、呼び方は何でも良いけど、この分野のクラブは、その多用途性により、ある意味ホットなクラブになりつつある。左から右へ吹く風にも、きちんと対処できるしね。ドライバーほど飛ばないけれど、もう一つのオプションにはなるよ」
「先週の木曜に、初めて打ってみた。ここ(ザ・アメリカンエキスプレス)でもちょっとしたテストができたんだけど、かなりの成果が出ている。僕がこれまで打ってきたテーラーメイド(BRNR)と同じような数字や打ち出しの状態が出ている。(ザ・デュースの方が)少しだけ打ち出しが高いかもしれないけれど、特に直打ちする上で、それは悪いことではないからね」
ファウラーは「きれいでシンプルな見た目」が気に入っているそうだ。コブラのフューチャーフィット33ホーゼルが、ファウラーにロフト角とライ角を個別に調整することを可能にしている。ただ、実戦投入するかどうかは、まだ決めかねていた。
ファウラーのギア関連ニュースは「ザ・デュース」だけではない。ボールを変更した。2019年にテーラーメイドとボール及びグローブの契約を結んだが、2025年に入って更新しておらず、2023年モデルのタイトリスト「プロV1」を使用するという。「年末にじっくりとボールをテストした。今は、契約がフリーの期間に入っていてね」と語った。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)