2024年 サンダーソンファームズ選手権

リッキー・ファウラーが3カ月ぶり復帰 ギアの変更点を聞いた

2024/10/04 16:57
およそ3カ月ぶりの復帰戦となるリッキー・ファウラー(Photo by Amy Lemus/NurPhoto via Getty Images)

秋季フェデックスカップ第2戦「サンダーソンファームズ選手権」で、リッキー・ファウラーが7月「全英オープン」を71位で終えて以来およそ3カ月ぶりにツアー復帰した。GolfWRX.comは月曜にファウラーのバッグの中身を調べたところ、いくつかギアの変更点が散見された。

10月1日(火)の記者会見にて、「オフの時期に、テストやギア変更の可能性を模索する機会に恵まれた。シーズン中は、1週間、あるいは2週間ほどの休みを挟むことがあるけれど、その期間中に(ギアを)を変更するのは難しいんだ。それに、僕は時間を取って、担当のレップと話し合い、新しいギアがどのように機能するのか理解しない限り、多くの変更を行うのは好きではない類の人間だから」と述べた。

今週の使用ギアに関して、変更を試みていたのは以下の3点だ。

1. ロフト角13.5度のミニドライバーを追加

ロフト角13.5度のテーラーメイドBRNR(GolfWRX)

ファウラーは三菱ケミカル「ディアマナWB」73-TXシャフトが装着され、フェード弾道寄りにするためトウ側にわずかながら鉛テープの貼られたテーラーメイド「BRNRミニドライバーカッパー」をバッグに加えた。これまで通常サイズでロフト角13.5度の3番ウッドを使用してきたが、このミニドライバーについて、「特にこのようなゴルフコース(ジャクソンCC)では、ティショットでとても使い勝手が良いんだ。これについては、多くの利点を見出してきた」と述べる。

今年、ミニドライバーはツアーの現場で人気を博しており、同モデルをバッグに入れた中では、2024年「メキシコオープン」を制覇したジェイク・ナップトミー・フリートウッド(イングランド)、アダム・スコット(オーストラリア)らがいる。キャメロン・ヤングはタイトリスト「TSR」2番ウッドをシーズンで使用した。

2. コブラ「キングツアーブラックアイアン」へ乗り換え

コブラ キングツアーブラックアイアン(GolfWRX)

これまで使用してきたコブラ「キングツアーアイアン」(4番~PW)から同アイアンのブラックモデルに変更。「アイアンは、単にこれまで僕が使ってきたキングツアーのブラックバージョンで、ただの色違いなんだ。こちらの方が、少し見た目が良いと思ったので、すぐに投入した」と話す。

3. オデッセイ「ジェイルバード」パターを変更

2024年を通して、ファウラーは度々パターのテスティングを行なっており、様々なメーカーのプロトタイプパターを何種類も試している。多くの大会で2023年「ロケットモーゲージ選手権」での優勝をもたらしたオデッセイ「バーサ ジェイルバード」を使用してきたが、今週の「サンダーソンファームズ選手権」では標準的な34.5インチで、TPTシャフトとL.A.B.プレスピストルグリップの装着されたL.A.B.ゴルフ「DF3マレット」パターを検討していた。

これまでGolfWRX.comが目撃してきたL.A.B.パターと比較すると、クラウンに引かれた一本のアライメントラインが、直接ターゲットラインの方向ではなく、フェースと水平方向に入っている点において他と異なっている。

「家での時間が長く取れたので、L.A.B.パターでより重点的なテストをすることに時間を割くことができ、多くの優れた点を目の当たりにしたんだ。自宅でのパフォーマンスを気に入ったので、今週、試して見ることにしたんだ。これは、もう2カ月ほどテストを重ねてきたパターなんだ。他のパターもテストはしているけれどね。さっきも言ったように、僕は本当に利点があると考えない限り、何かを実戦投入することはしないんだ」と厳しいジャッジのもと検討を視野に入れた。

ファウラーはAonネクスト10圏内へランキングを上げ、フェデックスカップ2025年シーズンにおけるシグネチャーイベント2大会への出場を描き、新しいギアを取り入れながら新スタイルでPGAツアーの場に帰ってきた。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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