優勝した「チーム・トーマス」ジャスティン&マイクの使用ギアは?
「PNC選手権」が開催された今週の話題は、タイガー・ウッズの愛息、チャーリー・ウッズ君に関するニュースで持ち切りだったが、マイクとジャスティンのトーマス親子も存在感を示した。かつてのフェデックスカップ王者と、長年PGAプロ(そしてコーチ)として活動したマイクは、ウッズペアと初日同組で優勝候補筆頭としてプレー。プレーヤーとして確かな腕前を持っているマイクは、フロリダのゴルフを熟知しており、ジャスティンにとって大きな戦力となった。
トーマスの興奮度
ルイビル出身デュオのバッグを覗いてみると、(メーカー名はさておき)そこにははっきりとした違いがあることに気付かされる。
高初速かつ高弾道のジャスティンは、弾道を抑えつつ、必要に応じてスピン量を増強、または軽減するセットアップ。一方、マイクには高弾道を実現するセッティングが必須となった。彼の使用する全てのシャフトは軽量モデルであり、ユーティリティ及びアイアンはスピン量を抑え過ぎない高弾道設定となっている。
60代の上級者ゴルファーにとって、マイクの使用ギアは効率という意味で良い手本であり、注目に値する。彼のウッドのシャフトはスピン量を軽減するが、しすぎることはない。アイアン(シャフトも込みで)は寛容性が高く、テクノロジーが詰まっており、弾道をより高くするとともに、飛距離を伸ばし、下降角度を急にする。
では類似点は?どちらのバッグもそれぞれのプレーヤーに、多くの多様性を与えるよう考慮されており、この点については似た者親子と言える。
マイク・トーマス使用ギア
ドライバー: タイトリストTSi3(9度)
シャフト: 三菱ケミカル クロカゲ50 S
3番ウッド: タイトリストTSi3(13.5度)
シャフト:三菱ケミカル クロカゲ60 S
ユーティリティ: タイトリストU510(2番、3番)
シャフト: 三菱ケミカル テンセイブルー CKプロ70 S
アイアン: タイトリスト CNCPT CP-03(5番-P、W)
シャフト: 三菱ケミカル テンセイレッド CKプロ70 S
ウェッジ: タイトリスト ボーケイデザイン SM8(54-14F、60-12D)
パター: スコッティキャメロン スタジオデザイン プロトタイプ1.5
ボール: タイトリスト プロV1x
ジャスティン・トーマス使用ギア
ドライバー: タイトリスト TS3(9.5度)
シャフト: 三菱ケミカル ディアマナZF 60 TX
3番ウッド: タイトリストTS3(15度)
シャフト: 三菱ケミカル テンセイAV 未加工ブルー85 TX
5番ウッド: タイトリスト915Fd(18度を18.75度に調整)
シャフト: 藤倉コンポジット モトーレスピーダーVC 9.2ツアースペックX
アイアン: タイトリストT100(4番)、タイトリスト620MB(5番-9番)
シャフト: トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイッシューX100
ウェッジ: タイトリスト ボーケイデザイン メッキなしSM7(46-10Fを47.5度に調整、52-12Fを52.5度に調整)、ボーケイデザインSM8(56-14Fを57度に調整)、ボーケイデザイン ウェッジワークス(60Tを60.5度に調整)
パター: スコッティキャメロン X5.5 ツアープロトタイプ
ボール: タイトリスト プロV1x
(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)