米国男子ツアー

フェデックスカップ・プレーオフのポイント配分を見直し

2014/12/12 11:19

By PGA TOUR staff, PGATOUR.COM

2013-14年シーズンは、プレーオフシリーズを2連勝で締めくくったビリー・ホーシェルがフェデックスカップレースを制した

PGAツアーコミッショナーのティム・フィンチェムは、現地11日、PGA政策委員会が、フェデックスカップ・プレーオフシリーズ4大会で獲得出来るポイントを減らすことを承認したと発表した。

変更は2015年から適用され、「ザ・バークレイズ」「ドイツバンク選手権」「BMW選手権」「ツアー選手権byコカ・コーラ」で得られるポイントは、昨季までの2500ポイントから2000ポイントに減る。プレーオフシリーズと同様、ほかの大会で得られるポイントも減少する。フィンチェムは、今回の変更の狙いを、シーズンとプレーオフを通して順位の変動を起こりやすくし、白熱した争いにするためだと説明した。

フィンチェムは「フェデックスカップを開始した2007年以降、我々はポイント配分に関し、PGAツアー選手顧問会議や政策委員会に加わる4人のプレーヤーディレクターと協議を重ねてきた。若干の変更ではあるが、シーズンを通して選手間の競争は激しさを増すだろう。また、プレーオフ中の順位の変動もエキサイティングになり、特に30人だけに限られる最終戦の『ツアー選手権byコカ・コーラ』出場をかけた争いで顕著になるだろう」と話した。

今回の提案は、PGAツアーメンバーに影響を与える事案について、コミッショナーと政策委員会に助言を与え、協議を行う選手顧問会議から強く支持された。

ポイント配分の減少に伴い、「ツアー選手権byコカ・コーラ」でのリセットポイントの配分も減少することが決まった。これにより、出場する全30選手にフェデックスカップ優勝のチャンスが生まれる。当然ながらシード順位が上の選手が優勝する可能性が高く、トップ5の選手は最終戦の勝利でフェデックスカップ優勝が決まる。

また、プレーオフシリーズ2日目終了の時点で78人以上の選手が残っていた場合、通常3日目終了後に実施していたセカンドカットの廃止も、政策委員会の投票で可決された。