2014年 フライズドットコムオープン

ジャロッド・ライル、PGAツアー復帰戦は「大成功」

2014/10/13 13:08

By Sean Martin, PGATOUR.COM

2度目の急性骨髄性白血病を克服したジャロッド・ライル(Robert Laberge/Getty Images)

2年以上のブランクからPGAツアーに復帰したジャロッド・ライルは、その初戦「フライズドットコムオープン」を“大成功”だと振り返った。予選会を通過した彼は、本選では4日間ともイーブンパーまたはアンダーパーをマーク。通算5アンダーの「283」(72-70-71-70)でフィニッシュした。

今大会最終日を「70」で終えたライルは、上がり4ホールで3バーディの好プレーを見せた。15番と16番ホールではそれぞれ、5.5mと5m強のバーディパットを決め、パー5の18番では102ydから、ピンまで約60cmのところに寄せた。

現在33歳のライルは初戦について「出場試合がないままここにやって来て、マンデー(予選会)を通過した。そして本選では予選を突破し、4日間とも満足のいくプレーができた。これ以上のことはないね」とコメント。「今シーズンの残りの足掛かりとなったよ」。

次の大会に向け、今日(今大会最終日)の夜には自らRV車を運転し、北カリフォルニアからネバダへと向かうライル。10月16日からラスベガスで行なわれる次戦「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」にはスポンサー推薦枠で出場する予定だ。この大会は彼にとって、年内のPGAツアーでは最後となるだろう。ライルはその後、トーナメントへの出場と医師らに会うため、故郷のオーストラリアに戻るという。

2度目の急性骨髄性白血病を克服したライルにとって、「フライズドットコムオープン」はPGAツアーの復帰戦となった。彼が最後にPGAツアーでプレーしたのは、2012年2月のことだった。メディカル・エクステンション(公傷制度)を利用して今シーズンをスタートしたライルは、出場20試合で28万3,825ドル(約3,000万円)を獲得できればフルシード権を手にする。

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