米国男子ツアー

フェデックスカップ優勝のB・ホーシェルを支えたブレーン

2014/09/15 14:23
ラスト2連勝で年間王者を勝ち取ったビリー・ホーシェル

シー諸島で著名な指導者トッド・アンダーソンは、ここ3年でフェデックスカップ王者となった3選手中2人を指導した。

1人目は2012年に「ツアー選手権byコカ・コーラ」を優勝し、フェデックスカップを獲得したブランド・スネデカーで、2人目となったビリー・ホーシェルもスネデカーと同じく最終戦優勝と共に10ミリオンを獲得した。ホーシェルはアンダーソンと取り組んできたパッティンググリップを絶賛。手と手の間隔を広く取ることにより、クラブからボールに伝える力を以前よりもコントロール出来るようになったという。

「彼の指導と同程度のことが出来る指導者はいないと思う。彼はスイングコーチだけではなく、ショーゲームのコーチでもあるし、パッティングのコーチでもある。彼には試合中のメンタルの置き方も教えられた。トッド・アンダーソンは素晴らしい指導者だよ」と、ホーシェルは語る。

スネデカーは今シーズン序盤からブッチ・ハーモンに師事し、ホーシェルは統計学者でもあるマーク・ホートンもチームに加えた。ホートンの仕事は、PGAツアーが集積した膨大な量のデータを分析し、練習、試合日のルーティンにどう生かすかをアドバイスすること。ブレンドン・デ・ヨングもホートンの分析を基に練習メニューを組んでいる。

ホーシェルは、ホートンについても、「彼がいなかったら、フェデックスカップを優勝出来ていたかわからない。彼は僕の強みをデータで示してくれ、ゲームプランも経ててくれる。それに僕が世界でもベストなプレーヤーの1人であると信じてくれている。それが自分の自信になるし、やれると思わせてくれる。彼がミカ(フューギット;ホーシェルのキャディ)」と僕にくれる情報は随一だから」と、コーチングスタッフへの感謝の気持ちを述べた。