「68」発進のコンプトンは全英オープン出場を視野に
By Helen Ross, PGATOUR.COM
「クイッケンローンズ・ナショナル」第1ラウンドのスタート前にピンシートを見ていたエリック・コンプトンは、我慢がカギということを分かっていた。
そして、スタートから13ホールが1オーバー(初日は10番スタート)だったため、コンプトンは出せるものを全て発揮する必要に迫られた。上がり4ホールを4連続バーディ。結局、「68」で初日をまとめた結果、コンプトンが目指すことは大きく変わることとなった。
「4連続バーディでホールアウトするなんで、夕飯が美味しくなるね」。6番パー5で約13メートルから2パットでバーディを獲り、4連続バーディをスタートさせたコンプトン。この後は、約5メートル、約1.5メートル、約4メートルを相次いで沈めて4位タイにつけた。
パインハーストで開催された「全米オープン」で2位タイに入ったコンプトンは、これで4試合連続のツアー出場。23日(月)、24日(火)には「CVSチャリティ・クラシック」でもプレーし、同組だったブラッド・ファクソンからパッティングのアドバイスを受けると、これが功を奏した。
コンプトンは「全米オープンからトラベラーズ選手権にかけてパターの調子が悪くなったんだ。パッティングを修正したところ、素晴らしいボールの転がりになった。ゴルフはパットを決めることが全て。しっかりストロークしてパットを沈めることができれば、良いプレーができる」。
コンプトンは、2011年の「全米オープン」を含め何度もメジャーを開催してきたコングレッショナルCCでPGA初勝利を目指しているが、一方でもう1つの目標がある。この大会の12位以内で、かつ「全英オープン」出場権を持たない選手の上位5人に入れば、来月ロイヤルリバプールで開催されるメジャーでプレーできるからだ。
「全英オープンでプレーしたいね。ここは出場権を手にするためには素晴らしいコースだ」とコンプトン。「もし、全英出場を逃したら3週間のオフを取って、(「全米」)オープンやここまで成し遂げてきたことを、じっくり味わってリラックスするよ。でも、しっかりプレーして、週末にはきっちりやるべきことをやり遂げたいね」。