2014年 クイッケンローンズ・ナショナル

「68」発進のコンプトンは全英オープン出場を視野に

2014/06/27 12:43

By Helen Ross, PGATOUR.COM

初日を「68」で滑り出し、コンプトンの視界には全英オープン切符が見えてきた(Patrick Smith/Getty Images)

「クイッケンローンズ・ナショナル」第1ラウンドのスタート前にピンシートを見ていたエリック・コンプトンは、我慢がカギということを分かっていた。

そして、スタートから13ホールが1オーバー(初日は10番スタート)だったため、コンプトンは出せるものを全て発揮する必要に迫られた。上がり4ホールを4連続バーディ。結局、「68」で初日をまとめた結果、コンプトンが目指すことは大きく変わることとなった。

「4連続バーディでホールアウトするなんで、夕飯が美味しくなるね」。6番パー5で約13メートルから2パットでバーディを獲り、4連続バーディをスタートさせたコンプトン。この後は、約5メートル、約1.5メートル、約4メートルを相次いで沈めて4位タイにつけた。

パインハーストで開催された「全米オープン」で2位タイに入ったコンプトンは、これで4試合連続のツアー出場。23日(月)、24日(火)には「CVSチャリティ・クラシック」でもプレーし、同組だったブラッド・ファクソンからパッティングのアドバイスを受けると、これが功を奏した。

コンプトンは「全米オープンからトラベラーズ選手権にかけてパターの調子が悪くなったんだ。パッティングを修正したところ、素晴らしいボールの転がりになった。ゴルフはパットを決めることが全て。しっかりストロークしてパットを沈めることができれば、良いプレーができる」。

コンプトンは、2011年の「全米オープン」を含め何度もメジャーを開催してきたコングレッショナルCCでPGA初勝利を目指しているが、一方でもう1つの目標がある。この大会の12位以内で、かつ「全英オープン」出場権を持たない選手の上位5人に入れば、来月ロイヤルリバプールで開催されるメジャーでプレーできるからだ。

「全英オープンでプレーしたいね。ここは出場権を手にするためには素晴らしいコースだ」とコンプトン。「もし、全英出場を逃したら3週間のオフを取って、(「全米」)オープンやここまで成し遂げてきたことを、じっくり味わってリラックスするよ。でも、しっかりプレーして、週末にはきっちりやるべきことをやり遂げたいね」。

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