R.ガリガス、善戦の秘密は「リビエラ愛」
By Helen Ross, PGATOUR.COM
「ノーザントラストオープン」の会場・リビエラCCとは、いまひとつ相性が良くなかったロバート・ガリガス。
彼は同大会にこれまで4度出場しているが、その中で一番良かった成績は2011年の51位タイで、予選を通過したのもこの時だけだった。当時は9ラウンドを回ってイーブンパーだったのは1度だけ、スコアは「69」だった。
しかしガリガスは、その悪循環を今大会の初日で断ち切った。この日は「67」の好成績でホールアウトし、首位と1打差につけたのだ。
では何が変わったのだろうか? それは“心のありよう”だ。
「自分の態度を根底から変えたんだ」と、ガリガスは言う。「『リビエラは苦手だ』と自分に言い聞かせるのをやめたんだ。その代わり、この場所は一年を通して自分のお気に入りのコースだと思い込んだ。するとこれまでで最高の状態になったのさ。グリーンでは信じられないほどボールが転がる。そんなの、ポアアニュア(ポアナ芝)のグリーンでは滅多にないことだよ」
「自分の心持ちとコースの状態が整ったから、今日はすべてが順調に行ったんだと思う」
最初のホールでグリーンサイドのバンカーに入れてしまうミスをした時には、「ここは大好きな場所」だと言い聞かせていたというガリガス。その気持ちは、今回の8番ホールからの連続4バーディを奪ったのと共に強くなっていたことだろう。
「週の初め、僕は練習ラウンドでプレーはしないと言い、一度もゴルフコースに足を運ばなかった」と振り返るガリガス。「僕は一度だけボールを打って、チップにパットと続けた。そして自分がこれまでプレーしてきたゴルフコース同様、リビエラも愛していると暗示をかけたんだ」。
そんなガリガスは「ティショットにアイアンショット、パットまで次々と決まった。だから今週は最後まで、この心持ちでプレーしていく」という。