2013年 トラベラーズ選手権

躍進を続けるアマチュア選手、ジャスティン・トーマス

2013/06/23 12:43

By Brian Wacker, PGATOUR.COM

14位タイに浮上して最終日を迎える、アマチュアのJ.トーマス(Getty Images)

アマチュア選手のジャスティン・トーマスがTPCリバーハイランズに到着した時、彼の試合における哲学は実にシンプルだった。「できる限り多くのバーディを取る」というものだ。

今大会の会場において、それはとても良いゲームプランだ。そしてここまで、トーマスはそれを実行している。

アラバマ大学2年生であるトーマスは3日目、バックナインでの6ホール中の5つを含む合計7つのバーディを奪い「66」で回った。彼は大会最終日を前に通算6アンダーとし、優勝争いに加われる位置につけている。

ここまでのトーマスの活躍は必ずしも驚くべきことではない。まず、彼はアラバマ大学の全米優勝チームの中心的選手である。さらにここTPCリバーハイランズは、PGAツアーで参戦したばかりの選手にとってやりやすいコースである。2年前には、まだアマチュアだったパトリック・カントレーがこのコースで「60」というコースレコードを出している。

「このコースはあまりややこしいコースではない」とトーマスは話す。「たとえばコースの特徴を知るために、15回もプレーしなきゃいけないようなコースではないんだ」。

報道ではこの秋にもプロへ転向すると言われているトーマスだが、彼自身はまだ具体的な時期を定めてはいない。そして彼はまた、自身がより成長すべき必要がある部分を知っている。

2009年のPGAツアー初参戦以来、3度の出場で全て予選通過を果たしているトーマスにとって、これまで学んだ最も大きなこととは何だろうか。「僕はショートゲームの上達に力を入れている」とトーマス。「他の選手たちがとてもうまいので、自分はまだまだだなと思うよ」。

結果がどうあれ、トーマスはここまでとても良いプレーをしているように見える。彼はこの大会後に2週間オフを取り、その後の「ジョンディアクラッシック」に挑む。そしてその2週間後にサザン・アマチュアに出場し、翌週のウェスタン・アマチュア、そしてU.S.アマチュアにも出場する予定だ。

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