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勝利へのカギはパッティングにあり:ジェイソン・ダフナー

By Brian Allee-Walsh, PGATOUR.COM correspondent

ストレスの多い米国ツアーで、ジェイソン・ダフナーは“頼れる15本目のクラブ”を使って幾多の困難を打破してきた。

彼は全米ゴルフ協会に所属する選手の中でも、大会期間中に動じることが少なく、強靭な精神の持ち主として知られている。

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大抵の場合は。

「平常心でプレーすることは、どの大会においても大切な武器となります」。去年のチューリッヒ クラシック (ニューオーリンズ)を振り返るように、ダフナーは翌日開幕を迎える今年の大会を前に、今の心境を語った。

「でも、今年前半の僕のプレーを見れば、その武器を発揮しているとは言い難いですね」。
確かに、事実である。

ダフナーが出場した今シーズン7戦目までの成績は、2月下旬に開催されたWGCキャデラック選手権の12位タイを自己最高位に、予選落ちが2度もある。3月中旬に開催されたアーノルド・パーマー・インビテーショナルでも予選落ちした彼は、マスターズでは20位タイ、RBCヘリテージでは35位タイだった。

オーガスタ・ナショナルではドライバーが当たらず、ハーバータウン3日目はバックナインで幾つかボギーを叩いたことがが、ダフナーの巻き返しのチャンスを摘んでしまった。
現在、フェデックスカップは284ポイントで74位だ。

「今年の初めは強風の中でのプレーを強いられることが多く、バックスイングを少し深くしなければならないことが多かった。しかし、私が意図したスイングと実際は違ってしまったようだ」と、天候の都合により開始が遅れた水曜日のプロ・アマを前に、ダフナーは語った。

「何とか、自分のブレーが出来ればと思っています」。

昨年の彼は対照的だった。2012年は2度の優勝 (バイロン・ネルソンチャンピオンシップを含む) を果たし、出場した22戦で予選敗退はわずか1度だった。初出場したライダーカップは3勝1敗の成績。約500万ドル近い賞金を手にし、フェデックスカップでも2位入賞を果たした。

5月には、長年交際を続けて来たガールフレンドのアマンダ・ボイドと結婚式を挙げた。
「この1年間は、慌ただしい1年でした」と、ダフナー。「私の人生において、多くの重要な変化があり、それらは楽しみであると同時にチャレンジでもありました。私は、ただ自分の夢を追い求め、自分自身の中にあったいくつかの疑問に応えようと努力しました」。

「その結果、私はこれまで以上に自分自身をゴルファーとして見るようになりました」。

クリーブランド出身の36歳は、ラウンド中はゲームに集中する。

2011年、彼は全米プロゴルフ選手権でキーガン・ブラッドリーにプレーオフ3ホール目で敗れ、惜しくもツアー初勝利を逃した。去年はニューオーリンズのプレーオフで、2ホール目まで持ち込んだ末にアーニー・エルス(南アフリカ)を破った他、テキサスで行われたバイロン・ネルソン最終ホールで優勝を決めたラウンドを含め、3週間で2度のツアー優勝を飾った。

昨年は8度のトップ10入りに加え、14度のトップ25入りを果たし、世界ランキングは9位で終えた。最新の世界ランキングは20位だ。

「(昨年から今年にかけて)自分自身について多く学びました」と、ダフナーは語った。

「実際、2011年の終わりから去シーズンにかけて、自分でも驚くほどの成績が残せました。どの大会を制すのも容易ではありませんし、今まで自分のベストなプレーをしながらも勝てない時がありました。しかもその場に立つまでは、自分がどこまで勝ちに近いのか、勝負の行方は分からないものです」。

「だからこのチューリッヒを制した事、そして今年も優勝を目指すことは、僕にとって特別なことなのです。自身の初優勝もこのチューリッヒでした。今でも『本当に自分があんなに良いプレーをしたのか』と思い返す事があるほどです」。

その答えは“YES”だ。

「今週は、自分にはチャンスが訪れる気がしています」と、ダフナー。「自分のプレーが出来ないという感覚には陥る事が少ないのです。重要なのは、要所のパットを正確に決める事。そのあたりがカギとなるでしょう」。

最近の米国ツアー11戦を含み、出場した12大会連続でトップ25入りを続けているジャスティン・ローズ(イングランド)も自身のプレーを振り返り、ダフナー同様の理由、好調の要因はパッティングと考えているようだ。ローズは昨年のチューリッヒクラシックでは10位タイとし、ピート・ダイの設計した7,341ヤードを、出場5度目にして自己最高位で終えた。

「パットには自信があります。それを継続できるか否かが勝負の分かれ目となるでしょう」と、世界ランキング4位のローズは言った。「次に越えなければならない壁はそれ(継続性)でしょうね」。

「今週はパットに関して、プラス思考で望もうと決めています。つい最近ベイ・ヒルでの初日のラウンドで、6打以上パットのスコア貢献率を縮めました。今週もそこ(パッティング)がカギとなるでしょうね。今はただ、自分を信じてプレーするだけです」。

情報提供:PGA TOUR

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