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2014年 ビッグ・セダー・ロッジ・レジェンズ of ゴルフ presented by Bass Pro Shops
期間:06/06〜06/08 場所:ビッグセダーロッジ(トップ・オブ・ザ・ロック)、バッファロー・リッジ(ミズーリ州)

どのようにしてチャンピオンズツアーにパー3大会が誕生したか

2014/06/05 16:09

交渉は速やかに進み、素晴らしいアイデアのひらめきとその価値が公表され、何かが大きく変わる時がきた。

「レジェンズ of ゴルフ」の存続について、答えを出す為の最終的な模索が始まったのは、10月の下旬だった。4ヶ月後の2月25日、ついに「ビッグ・セダー・ロッジ・レジェンズ of ゴルフ」が2014年のチャンピオンズツアーに帰ってくると発表された。

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「レジェンズ of ゴルフ」は歴史のある大会で、今週ミズーリ州リッジデールにあるビッグ・セダー・ロッジで開催される。米国ツアー公認のイベントとして初めてパー3コースが加えられ、新たに重要な歴史の1ページが刻まれることとなる。

「ビッグ・セダー・ロッジ・レジェンズ of ゴルフ」は2つのコースで行われる。バッファローリッジ、そしてジャック・ニクラスがデザインした魅力的な9つのパー3ホール、トップ・オブ・ザ・ロックの2コースだ。

試合は2人1組で行われ、両コース合わせて54ホールを越える。正式にはブランドンクリーク・ゴルフクラブとして知られているバッファローリッジはトム・ファジオの手で新しくデザインされた。最終日は選手全員、9ホールをトップ・オブ・ザ・ロックでプレーする。

35年間、「レジェンズ of ゴルフ」はチャンピオンズツアーの中心的存在であった。昨年大会を最後にリバティミューチュアル・インシュランスがスポンサーを外れることになり、今大会の存続は岐路に立たされていた。チャンピオンズツアーのプレジデント、マイク・スティーブンスと親しい友人であるゲリー・バーブルが一緒にゴルフをしたことで、事が進み始めた。

「『レジェンズ of ゴルフ』(のスポンサー)が空いているという話をゲリーにしたら、彼はジョニー・モリスが興味を示すかもしれない、と言ったんだ」とスティーブンスは述べた。「そしてゲリーは僕をジョニーに紹介し、ミーティングが開かれたのさ」

モリスは、バスプロショップとビッグ・セダー・ロッジの創設者であり、最高経営責任者でもある人物だ。そう、彼は興味を示したのだ。

「僕らは4時間話をしたよ」とスティーブンス。「チャンピオンズツアーの話をし、レジェンズ of ゴルフについての全てを話したんだ。バスプロショップはゴルフ業界に足を踏み入れようと考えているところだったのさ。お互いにとって魅力がある話だから、直ぐに合意に至ったよ」。

「面白いね。そうさ、そこに転機が訪れたんだよ」と、スティーブンスは認めた。

「最初は、あのパー3コースはプロアマで使おうと思ったんだ。そうした方が特別感というか、プロアマならではのユニークさが出ると思って。でも実際にコースに足を運んで、あのトップ・オブ・ザ・ロックを目にしたら、信じられないほど感動したんだ。実際に見てみないと分からないものだけど。パー3と言われたらまず浮かぶのはオーガスタナショナルのパー3でしょ。それとは全く違うんだ。純粋な9つのパー3ホールなんだ」と続けた。

「ジョン(ジョニー・モリス)のリアクションを見て、プロアマで利用する話は無しになると分かっていたよ。彼はトップ・オブ・ザ・ロックでもっと大きな何かを考えていたんだ。帰りの飛行機の中で、ジャック(ニクラス)やその他多くの人々が話していたことを思い出していたんだ。ゴルフの大会で何を変えていかなければいけないか、例えば大会にかかる時間や、コスト、そしてもっと楽しくしたいとか・・・そういうことをね」。

スティーブンスはその“衝撃”から、トップ・オブ・ザ・ロックで公認のイベントを開催しようと思い立った。

「このパー3コースで公式戦をすることで、新たな歴史を刻むんだ」とスティーブンス。「そしてジョニーに電話をかけ直して、いいアイデアがあると話した。コミッショナーのフィンチェムや選手達からまだ許可はもらっていないけれど、ジョニーにこう話したんだ。『パー3を公式戦の一部として使い始めることについてどう思う?』そこで彼は『もし本当にできれば、それはただの取り決めじゃなくて、歴史上に残るよね』と言ったんだ」。

「もし誰かがそれをできるとしたら、チャンピオンズツアーだと思うんだ。コミッショナーに初めてこのアイデアをプレゼンした時、彼はそこまでワクワクしている感じではなかった。僕が売り込まなければいけなかったからね。けれど、ゴルフの新しい時代を宣伝する良い機会として利用することを前提に、僕のアイデアに賛成してくれたのさ」。

「レジェンズ of ゴルフ」をここで一年間保留にしてしまっていたら、2015年はなかっただろう。

「僕たちは運がいいと思う」とスティーブンス。「もしあのまま、今年のスポンサーが見つからなかったらという話はしないけれど、決断をしなければいけなくなったのはそれがきっかけだったから。移行するか否かの決断をね」。

スティーブンスは、選手達は圧倒的に良い反応を示していると述べた。

「選手達は賛成しているよ」とスティーブンス。「最初は僕のアイデアが浸透するまでには少し時間がかかった。けれど僕たちがやろうとしていることは、実際にあの場所に行ってみないとわからないんだよ」と続けた。

既に、今後パー3の会場で大会を開催する話を彼は耳にしているという。

「今週、沢山の記憶を留めておくよ」と彼は述べた。「全てを考慮しながら、どうしていくべきか考える」。

5年契約で、更に5年の更新が行えるので、十分な時間はある。

「皆、信じられない位よく働いているよ」とスティーブンス。「ジョン(ジョニー)・モリスがどれだけの労力をここに費やしているかは本当に驚きだね」。

「彼を人として知らなければ、理解できないだろうね。本当に正直者だし、誠実な人柄で僕を一番初めの時点から受け入れてくれている。彼のここでの目標は、目的地としてのトップ・オブ・ザ・ロックとビッグセダーロッジを確立させることとビッグセダーロッジとトップ・オブ・ザ・ロックの知名度を上げるための大規模な実験なんだ。大掛かりな仕事だよ」と続けた。

今年37回目を迎える「レジェンズ of ゴルフ」はシニア米国ツアー75年の歴史の中で、2番目に古い大会である。「レジェンズ of ゴルフ」が最初に開催されたのは、1978年、テキサス・オースティンにあるオニオンクリークゴルフクラブだ。それはチャンピオンズツアーができる2年前のことで、この大会が引き金となりシニアプロツアーが誕生した。「レジェンズ of ゴルフ」は2003年に「ザ・サバンナハーバークラブ」に移り、昨年まで続いた。

情報提供:PGA TOUR

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