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日本人選手情報/全米プロ最終日

丸山茂樹

10オーバーからスタートした丸山茂樹は、コースの難しさを考えると、もう上位入りを狙える位置ではない。しかし、丸山は1つでもスコアを伸ばし、1つでも上位へという姿勢が感じられるプレーぶりだった。前半は2ボギー後、6番でバーディ。9番で再びボギーを叩いたが、13番ではグリーン手前のエッジから8メートルのバーディパットを沈めた。だが終盤はダブルボギーが2つ。今日4オーバー74、通算14オーバー48位で長い4日間を終了した。
「自分のゴルフの状態を考えれば、予選通過は良かったけれど、これが精一杯でした。左肩はいつ再発するかわからない。この試合はメジャーだからと言うのではなくて、できれば出たいと思い、来たんですけど。でも、今年だけでも体中に注射を打ちまくっているから、いい加減、しんどい」。
今後について、「(左肩の)現状維持のまま、無理してでもがんばって出る予定ではいます」という丸山は、トーナメント優勝資格により来年のPGAツアー出場権を心配する必要はない。しかし、丸山は「裏試合や層の薄い試合でも出て、少しでも賞金を加算したい。やっぱり賞金ランク125位以内には入って、この体調でもここまではやれるという証(あかし)を作っておきたい」と前向きな言葉を残し、来週のリノタホオープン出場のため、プライベートジェットで移動した。

■ 伊沢利光

トップ10入りが期待された伊沢利光。最終日は攻めるシーンが多々見られた。4番パー5ではセカンドショットにドライバーを起用してバーディ。13番パー5ではドライバーで打ったティショットがクリークを越え、ギャラリーを沸かせた。しかし、このホールはパー。2バーディ5ボギーで今日73、通算7オーバー18位で4日間を終えた。
「外れたらボギーという頭があるので狙い切れない。絶好調ってほどじゃないけど、ピン位置を見たら打てないなあ」と語った伊沢。それでも、「普通に行けば15位ぐらいに入れるんじゃないかと思っていたんで、ある程度は予定通りです」と、満足げだった。
伊沢が今回の全米プロでの経験を通じて得た収穫は、「ショートアイアン、パター、ロングアイアンの順に、もっと精度を上げなければいけないということ」。復活した伊沢は、現状に満足することなく、さらなる上昇を目指す勢いだ。
今大会のオークヒルのコースセッティングは難しすぎるという声が上がっていたが、伊沢は「全米オープンと変わらない。フェアウェイが極端に狭くなっているわけじゃないし、ピン位置も予想したところには切ってあったし。アンフェアというほどではないかな。距離はあんまり気にならないですね」。
難しいとは言え、予想した範囲内という伊沢の言葉は頼もしかった。来週はWGC-NECインビテーショナルに出場予定。活躍を期待したい。

テキスト&写真/BEYONDSHIP

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