2019年 3Mオープン

「90%くらい戻ってきた」小平智は復調に手応え

2019/07/07 08:15
最終日、目指すは2桁アンダーだ

◇米国男子◇3Mオープン 3日目(6日)◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7468yd(パー71)

小平智にとって4戦ぶりの週末は、粘り強さを感じさせる1日となった。前半に2ボギーを先行したが、後半に4バーディ(1ボギー)で盛り返して1アンダー「70」。通算6アンダーの59位に踏みとどまり「1アンダーで回れたのは収穫」とうなずいた。

懸案の1Wは、前日に使ったタイトリストのTS3のウェートとホーゼルの設定を変えて「80点。いまできることのマックス」というレベルまで持ってきた。この日、フェアウェイを外したのは2回だけで、「ほぼほぼ自分の思ったように打てて、久々に気持ちの良いラウンドだった」と喜んだ。

ボギーが先行しても、気持ちの余裕がこれまでとは違っていた。「ずっとショットの調子が良くて不安なく回れている。いつかバーディは来るだろうと、気持ちが落ち着いているのが一番」という。「前の感覚に90%くらい戻ってきた。アプローチ、パターが良ければスコアになるっていう、いつもの自分のゴルフになってきた」

序盤はパッティングに苦戦したが、前傾が深くなっていることに気づいて後半は復調した。難度の高い最終9番(502yd/パー4)では4mのパットを沈めて、同ホールで今週初めてとなるパーセーブでこの日のラウンドを締めくくった。

次なるステップ…ビッグスコアの予感も出てきている。「最近(通算)10アンダー以上出していないので、10アンダー以上を最低限の目標にしたい。毎回、同じリズムで打てたら出るんじゃないかなと思います。いや、出したいと思います」と最終日に思いを込めた。(ミネソタ州ブレイン/今岡涼太)

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