2019年 全米オープン

首もとにはテーピング ウッズは予選2日間を悔やむ

2019/06/16 12:01
3日目のウッズは首にテーピングが施されていた(Andrew-Redington/Getty-Images)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 3日目(15日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇7075yd(パー71)

ポロシャツの襟もとから黒いテーピングが見え隠れしていた。ムービングデーの日中の気温は17℃前後を行ったり来たり。冷たい海風が身を打つ。タイガー・ウッズは「寒い時はあちこちが痛むんだ。何年も前からね。痛みが腰にない時は、首に来たり、背中やひざに来たり…」。43歳はいつもコンディションが万全というわけではない。

イーブンパー32位で迎えた第3ラウンドは出だしでつまずいた。「スタートが悪かった。3ホールで2オーバー(2ボギー)。簡単なホールだったのに…きょうはそこから戻すのに懸命だった。それはできたと思う」。バーディとボギーが5つずつ出て「71」。通算イーブンパーのまま27位タイ、首位のゲーリー・ウッドランドとは11打差になった。

身体の痛みは「いや、きょうは今週は良いスコアで回るチャンスがあった」と言い訳にしなかった。悔しさをにじませたのが予選ラウンド2日間のプレー。「きょうは戦えたし、初日、2日目が良ければ、上位の選手に近づけていたはずだ」

19年ぶりのペブルビーチGLでの優勝、4月の「マスターズ」以来のメジャー通算16勝目、サム・スニードに並ぶツアー最多の通算82勝目は風前の灯火になった。(カリフォルニア州ペブルビーチ/桂川洋一)

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