2019年 全米オープン

堀川未来夢はツアー初優勝からドタバタでメジャー会場入り

2019/06/11 12:11
堀川未来夢は初優勝直後に海外メジャーへ

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前情報(10日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇7075yd(パー71)

「日本ツアー選手権森ビル杯」で初優勝を遂げた堀川未来夢は、使い慣れたクラブをその場で「全米オープン」仕様のキャディバッグに入れ替えていた。最終ラウンドが行われた9日(日)のうちに日本を発つはずだった予定を、翌10日(月)に変更。座席の関係で、羽田からいったん関西空港を経由して出国した。

到着したサンフランシスコの空港では通関に約3時間を要し、余計に疲労がたまることに。そのまま車でペブルビーチに入って選手登録を済ませ、その後は休養に徹することにした。

5月の最終予選会を通過し、今回がメジャー初出場となる。学生時代を含め、米国での試合自体が初めての経験だ。過去にアジアンツアーで海外での試合に出場したことがあるとはいえ、「(全米オープンは)スケールがはるかに大きいように感じます」とコース内の巨大テントを前にして言った。「楽しみですね」と自然と胸は躍る。

ペブルビーチGLへの知識は、今のところほぼゼロに等しい。開幕2日前からの練習ラウンドで状態を確かめるつもり。すでにコース入りし、今週初タッグを組む大溝雅教キャディの事前チェックも大いに頼りにすることになりそうだ。

「(全米オープン)最終予選、宍戸ヒルズ(での優勝)、全英の予選も通過できて、たくさんのことが凝縮されてやってきた。スケジュール的に慌てているところがあるけれど、落ち着いてやることを心がけたい」と戦いを見据えた。(カリフォルニア州ペブルビーチ/桂川洋一)

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