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2019年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/16〜05/19 ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)

“悪童”デーリーはカートでプレー ウッズ意見に「俺を信じろ」

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前(15日)◇ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)◇7459yd(パー70)

金髪姿でくわえタバコ。“悪童”ジョン・デーリーが1番ティに登場すると、観客は大歓声。第1打を放つと、同組選手を置き去るように颯爽とカートを走らせた。

主催する全米プロゴルフ協会(PGA・オブ・アメリカ)は、今大会で右膝の関節症を患うデーリーに、ラウンド中のカート使用を認めた。主催者によれば、大会前デーリーがADA(障がいを持つアメリカ人法)を根拠に「国の法律に基づき、俺には認められるはずだ」と主張。180センチ、97kg、91年大会優勝の53歳は、糖尿病によるめまいもある、と念を押した。アップダウンの激しいコースが会場とあって、審議を重ね承諾された。

メジャー大会で選手がカートに乗車してプレーするのは2例目。ただ、12年「全米オープン」などで許可されたケーシー・マーティンは先天性の病が原因で、ケガによる承認は異例となった。マーティンとスタンフォード大学時代にチームを組んだタイガー・ウッズは、前日の会見で「私は、ひざが悪くても歩いて回った」と優勝した2008年「全米オープン」を例に挙げて意見した。これに対し、USAトゥデイ紙の電子版は「俺を信じろ。カートに乗るのは嫌いだ。ひざが良ければ、歩く」とデーリーの言葉を伝えた。

前年「全米シニアオープン」でもデーリーは同様の理由でカート乗車を主催の全米ゴルフ協会(USGA)に訴えたが、却下され、迷わず欠場を選択した。

カメラを向けられれば、ハンドル片手に親指をたてるポージング。3度の離婚、かつてアルコールやギャンブル依存症で3億円の借金にまみれた“問題児”。ラウンド後は、友人らとダイエットコークで2時間のディナータイムに満足げだ。お祭り好きなニューヨーカーの視線を集めている。(ニューヨーク州ファーミングデール/林洋平)

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