米国男子ツアー

選手がホテルで死亡 PGAツアーチャイナ最終ラウンドが中止に

2019/04/07 19:39
死亡が確認されたマレーシアのアリー・イラワン。28歳の若さだった(Paul Lakatos/Getty Images)※2017年「タイランドオープン」撮影

米国男子ツアー下部に当たるPGAツアーチャイナは7日(日)、同日朝にツアーメンバーで28歳のアリー・イラワン(マレーシア)がホテルで死亡したことを発表した。

中国・海南省で開催中だった「三亜選手権」最終ラウンドも中止して54ホールに短縮する決定を下し、ツアーは「悲しみの底にいる彼の家族と友人の方々に、深くお悔やみ申し上げます」との声明を出した。

同ツアーの発表によると、イラワンは同大会で予選落ちしたが、同じホテルに宿泊。同部屋に宿泊していた選手が、ベッドの上で呼びかけに反応しないイラワンの異常に気づいて医療関係者を呼んだが、間もなく死亡が確認されたという。現時点で死因は明らかにされていない。

イラワンは2013年にプロ転向。アジア下部ツアー2勝(2015年)のキャリアを持ち、18年からPGAツアーチャイナに本格参戦。同年は10試合に出場して賞金ランキング上位に入り、今季のフルシード権を獲得していた。

同ツアーでは公式ページにイラワンの写真を大きく掲載し、追悼の意を表している。