米国新拠点もあと押し 小平智「ゴルフも落ち着けると思う」
2019/03/21 09:27
◇米国男子◇バルスパー選手権 事前情報(20日)◇イニスブルックリゾート&GC(フロリダ州)◇7340yd(パー71)
過去5年間で、優勝スコアが10アンダーより良かったのは1度だけ。昨年覇者のポール・ケーシー(イングランド)は、今大会の会場であるカッパーヘッドコースを、“マスターズに向けた最高の準備になる”コースという。ピンポイントに狙いと球筋を決めて打っていくことが求められる。決して力でねじ伏せられるコースではないということだ。
前週、予選落ちに終わった小平智は、今月初めに拠点を構えたばかりの同州オーランドの自宅に戻って練習に精を出した。土、日、月と、4~500球ずつ打ち込んでから9ホールのラウンドに出る繰り返し。「いままでは、ずっと試合があって調整ができなかった。家に帰って、練習する環境ができたのはありがたいし落ち着ける。ゴルフも落ち着けると思う」と、米ツアー2年目となり、環境も整ってきた。
開幕前日は、9ホールのプロアマに出場した。インコースを回ったこの日は、難易度の高い16番(475yd/パー4)、17番(215yd/パ-3)、18番(445yd/パー4)の3ホール、通称“スネークピット”を1アンダーで切り抜けた。「最近、調子も良くなってシンプルにできるようになってきたので楽しみです」と、明るい表情で抱負を語った。
「ここは、1Wでバンバン打っていけば良いコースじゃない。池もあるし、OBも狭いので、その辺に気をつければなんとかなるかなと思う」という。“戦えそうなコース”を前に、士気も高まっているようだ。(フロリダ州パームハーバー/今岡涼太)