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2019年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード
期間:03/07〜03/10 場所:ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)

新ルールに救われた?ミケルソンは右打ち失敗も3位発進

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 初日(7日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ◇7454yd(パー72)

小さい頃、父親のスイングを向き合って見ながら覚えたことで、ゴルフだけ左打ちになったというのは、フィル・ミケルソンの有名な逸話だ。ゴルフ以外は右手が利き手。大会初日、ミケルソンは実際にきれいな右打ちを披露した(結果的にはうまくいかなかったのだが…)。

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トラブルに見舞われたのは、折り返しとなった10番ホール。ミケルソンはティショットを左に曲げて、OBの境界とされている網柵の真下に打ち込んだ。球はかろうじてインバウンズに残っていた。

これを見たミケルソンは「フロントエッジまで117yd。グリーンに載せられると思った」と、網を乗り越えて反対側へ行き、9Iを裏返して右打ちでグリーンを狙うことを決意した。だが、この一打は想定よりも左に出て、網に捕まり、ポトリと下に落ちてOBになった。

昨年までなら、OBになった場合は直前に打った地点のできるだけ近くにドロップする、というのが処置だった。だが、新ルールでは、直前のストロークを行った地点(基点)から、ホールに近づかない1クラブレングス以内にドロップすればOK(パッティンググリーンとティーイングエリアは除く/規則14.6)と変更された。

ミケルソンは網から離れた場所にドロップして、4オン2パットのダブルボギー。もし旧ルールのままだったら、4打目で再び同じ右打ちに挑戦しなければならなかったかもしれない状況だった。

新しいルールによる救済は「知っていた」とミケルソン。「ルールのシンプル化の一部で、ドロップのやり方はすべて同じになったから。助かったよ」。こんなトラブルがありながらも、ミケルソンは初日を4アンダー3位タイで終えた。(フロリダ州オーランド/今岡涼太)

ゴルフ規則(抜粋)

14.6 直前のストロークを行った場所から次のストロークを行うこと
この規則は、プレーヤーが規則に基づいて直前のストロークを行った場所から次のストロークを行わなければならない、または行うことができるすべての場合(例えば、ストロークと距離の救済に基づいてプレーする、またはストロークが取り消されたり、別の規則によりカウントしないことになったストロークの後に再びプレーする)に適用する。

・プレーヤーが球をインプレーにしなければならない方法はコース上のどのエリアで直前のストロークを行ったかによる。
・すべての状況下で、プレーヤーは元の球を使用するか、別の球に取り替えることができる。

14.6b 直前のストロークをジェネラルエリア、ペナルティーエリア、バンカーから行った
元の球か別の球を次の救済エリアの中にドロップし、この救済エリアからプレーしなければならない

・基点:直前のストロークが行われた箇所(分からない場合は推定しなければならない)。
・基点から計測する救済エリアのサイズ:1クラブレングス。しかし、次の制限がある:
・救済エリアの場所に関する制限:
≫ 基点と同じコースエリアでなければならない。そして、
≫ 基点よりホールに近づいてはならない。

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