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2019年 ファーマーズインシュランスオープン
期間:01/24〜01/27 場所:トリーパインズGC サウス&ノースコース(カリフォルニア州)

チップインでバーディ&イーグル 松山英樹は小技で伸ばし2位浮上

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 2日目(25日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇サウスコース(7698yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)

6アンダーの6位タイから出た松山英樹は、難度の高いサウスコースを1イーグル5バーディ、1ボギーの「66」でまとめ、通算12アンダーの2位で決勝ラウンドに進出した。首位のジャスティン・ローズ(イングランド)には3打差と、2シーズンぶりの優勝に向け絶好の位置で大会を折り返した。

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2日間で2つのコースを回る予選ラウンドで、この日の平均スコアはノースコース「70.282」に対し、サウスは「72.321」。苦戦を覚悟して臨んだ松山は出だし10番、グリーン手前からいきなりチップインバーディを決めると、その後もピンチでショートゲームが光る展開になった。12番で7mのバーディパットを沈めた後、14番からは2ホール続けて“寄せワン”のパー。18ホールでのパット数「23」は絶妙なチップが下支えした。

16番(パー3)では第1打がグリーン左手前のバンカーに深く埋まり、捜索に時間がかかった。「ボールがなかったので『マジかよ』と思った。今年から(ルール改正で捜す時間が)3分しかないので、ヒヤヒヤしながら」。同組のキム・シウー(韓国)のキャディが発見した球を懸命に打ったが、目の前のラフに出すのが精いっぱい。それでも直後の3打目をピンそばに寄せ、「ボールがなかったらトリプル(ボギー)もあった。ボギーは大きかった」と良い流れを止めなかった。

豪快さを披露するのも忘れない。後半4番からは310ydに迫る1Wショットを連発し、5番で4mのチャンスを生かしてバーディ。2オンを逃した6番(パー5)では再びグリーン手前からチップインさせて今季初のイーグルを決めた。「あまり気持ちの良い打ち方ではなかった。打った瞬間、キャディと『止まれ、止まれ』とか、『もうちょっと行け』とか。たまたまラインに乗って入ってくれた」と冷静に振り返ったシーンが上位進出を後押しした。

第2ラウンドを終えてトップ3につけたのは、昨年9月の「BMW選手権」(最終順位は15位)以来となる。「1Wショットは安定していましたね。良くなっている。その代わりアイアンがきのうに比べると、(芯に)当たっていない」と、依然として好調とは認識しないが、2017年「WGCブリヂストン招待」以来のタイトルが見える位置につけた。

「やっと、という気持ちもすごくありますけど、今の状態で優勝争いなんだ…という、なんか不思議な感じ。まあ、うまく、流れ良くプレーできれば、上位で回れるんだなぁという感じです。“悪いところの最低限”がちょっとずつ良くなってきているのかなというのはあります」。決勝ラウンド36ホールは、再び難関サウスコースが舞台。6回目の出場でこの日記録した当地での自己ベストは、もちろん自信にしていいはずだ。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)

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