「ライダーカップ」米国選抜8人が決定 ウッズは推薦を待つ
2年に一度の米国選抜と欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」は、9月下旬にフランスのル・ゴルフ・ナショナルで開催される。前週の「全米プロゴルフ選手権」を終えて、独自のランキングによって自動選出される米国メンバーの8人が決定した。
選出されたのは、ランク1位からブルックス・ケプカ、ダスティン・ジョンソン、ジャスティン・トーマス、パトリック・リード、バッバ・ワトソン、ジョーダン・スピース、リッキー・ファウラー、ウェブ・シンプソンの8人。11大会連続出場中のフィル・ミケルソンは10位と圏内に届かず。副キャプテンのタイガー・ウッズは「全米プロ」2位により20位から11位に上げたが、プレーヤーとしての出場は残り4枠をめぐるキャプテン推薦の行方にゆだねられた。
キャプテンのジム・フューリックは13日(月)に会見を行い、敵地で臨む上で「その雰囲気を楽しみ、挑戦を楽しむことができる8人だ。このチームに興奮を覚えるよ」とコメント。一人ひとりの特性を挙げたあと、「とても魅力的なメンバーだ」と締めくくった。
これから決定される推薦メンバーに関してフューリックは、「全米プロ」で優勝争いを演じたウッズについて言及。「(最終日に)タイガーがどんなプレーをするのか見たかった。本当に素晴らしい“劇場”だったね」と、最終ラウンドのベストスコア「64」をマークしたプレーを評価した。「おそらく、彼が我々の助けになると思っている人がたくさんいるだろう」と話し、プレーヤーとしての出場も望むウッズにとって最高のアピールとなったようだ。
ウッズとミケルソンのほか、ランク9位のブライソン・デシャンボー、12位のザンダー・シャウフェレ、13位のマット・クーチャーらも推薦メンバーの有力候補。キャプテン推薦による4人は、プレーオフの第2戦「デルテクノロジーズ選手権」(8月31日~9月3日)終了後に3人、第3戦「BMW選手権」(9月6日~9日)終了後に最後の1人が発表される。