2018年 WGCブリヂストン招待

タイガー・ウッズは4打差発進「スコアをまとめられた」

2018/08/03 09:03
タイガー・ウッズ(左)は初日に4アンダーをマークした

◇世界選手権シリーズ◇WGCブリヂストン招待 初日(2日)◇ファイヤーストーンCC(オハイオ州)◇7400yd(パー70)

5シーズンぶりの復活優勝がかかるタイガー・ウッズは5バーディ、1ボギーの「66」をマークし、4アンダーで初日を終えた。単独首位のイアン・ポールター(イングランド)に4打差の14位タイ。調子はいまひとつと自己評価しながら、過去8勝と勝手知ったるコースでまずは上位発進を決めた。

松山英樹ロリー・マキロイ(北アイルランド)組のひとつ後ろで大ギャラリーを引き連れた第1ラウンド。ウッズは9Iでの第2打をピン奥1.5mにつけた前半11番のバーディを手始めに、スコアを伸ばした。3つ目を決めた18番では手前から15mのスライスラインをパターで流し込んでガッツポーズ。後半アウトは2バーディを決め、第1打を左のバンカーに入れた最終9番でボギーをたたいた。

「きょうは思うようにショットが打てなかった」という。「でもスコアをまとめることはできた」と納得した。「これこそが試合の勝ち方。4日間ベストなプレーはそうはできない。調子が良くない日でも2オーバー、3オーバーにするのではなく、2アンダー、3アンダーにする」。6位に入った2週前の「全英オープン」後は、子どもたちとスイスでバカンスを楽しんだ。クラブを再び握ったのは前日1日(水)だったが、試合勘を高いレベルでキープしている。

プレーをともにしたジェイソン・デイ(オーストラリア)はウッズのアイアンショットの精度を評価。「距離のコントロールがうまくいっている。ミスショットをしても狙いから大きく外れない。もう少しドライバーショットがまっすぐ行ったら、チャンスは増えるだろうね」。残り3日は50%にとどまったフェアウェイキープも通算80勝目へのポイントになりそうだ。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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