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2018年 全米オープン
期間:06/14〜06/17 場所:シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)

不公平なコース状況に不満の声 USGA「想定以上の風」と弁解

2018/06/17 14:21

◇メジャー第2戦◇全米オープン 3日目(16日)◇シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)◇7445yd(パー70)

大荒れの展開になったムービングサタデーは、午前と午後でコースの難易度が大きく違ったことに選手たちから不満の声が出た。全米ゴルフ協会(USGA)のマイク・デービスCEOは会見で事実を認め、「想定以上に午後の風が強くなってしまった」と理由を述べた。

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穏やかな陽気の午前から一転し、午後に強い風が吹いた。特に夕方には傾斜の強いグリーンが乾き、硬くなった。加えて厳しいピンポジションの設定。グリーンにキャリーしたボールがはじかれて奥にこぼれるなど、遅い組の選手たちは軒並みスコアを落とした。

この日アンダーを出したのは、ともに「66」としたトニー・フィナウダニエル・バーガー、「68」のキラデク・アフィバーンラト(タイ)の3人で、いずれも午前中にティオフした選手たちだった。

4打差の単独首位にいたダスティン・ジョンソンは、午後3時10分のティオフから「77」の大たたき。通算3オーバーで辛くも首位は守ったが、後続に追随を許して3人に並ばれた。「きょうのグリーンはとても、とても難しかった。ボクはそんなに悪かったわけではない」と強調した。

午後に6打差の9位から出て「84」と大崩れしたリッキー・ファウラーは、「コースの批判をしたいわけじゃない。ただ、間違いなく午前にプレーをした選手の方が有利だった」と意見した。

同CEOは、遅い時間帯の組のプレーついて「良いショットを放っても報われないだけでなく、それが悪くなってしまう場面があったのは事実」と述べ、あすの最終日はスタート前に水を撒くなどして調整をするという。

前回シネコック・ヒルズGCで「全米オープン」が開催された2004年には、3日目に硬くなりすぎたグリーンに選手から不満が噴出。USGAは“それ以上速くしない”と約束したにも関わらず、最終日のスタート前に誤ってグリーンにローラー(速さを出す)をかけた。その後、グリーンの速度を落とすため、2組ごとにグリーンに水を撒いた処置が不公平であると批判が殺到した過去がある。(ニューヨーク州サウサンプトン/林洋平)

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