2018年 全米オープン

DJが「頑張り続ける理由」 世界1位に返り咲いてメジャーへ

2018/06/13 13:31
世界1位に返り咲いたジョンソン。再び長期政権を築くか

◇メジャー第2戦◇全米オープン 事前情報(12日)◇シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)◇7445yd(パー70)

前週「フェデックス セントジュードクラシック」で今季2勝目を挙げ、5週間ぶりに世界ランキング1位に返り咲いたダスティン・ジョンソン。メジャーに向けて最高の弾みをつけ、2016年「全米オープン」以来の大会2勝目を視野に入れている。

当地に入ったのは、前週の会場だったテネシー州メンフィスから2000kmほどの移動を経た前日月曜日。初経験になるコースをこの日、予選同組のタイガー・ウッズとともにラウンドした。「このタフなコースでは、アイアンショットが重要になる。もちろん僕の飛距離は武器になるね」と言った。

前週はメジャーに備えて多くのトップランカーが欠場した中、「自分が試合に出て、勝つと世界1位に戻れることを知っていたから」と出場に踏み切り、6打差の圧勝で狙い通りの復帰。最終ホールでは171ydからの2打目を直接ねじ込むイーグル締めだった。4つスコアを伸ばした最終日のバックナインについて、自らの好調を「確信した」と胸を張る。

メジャーを前に世界ランク1位にいたジャスティン・トーマスを抜き、昨年2月から64週にわたって君臨したかつての居場所に戻った。「すべてのゴルファーが居続けたい場所だ。それはモチベーションであり続け、僕が頑張り続ける理由になるから」。

予選ラウンドはウッズとトーマスとの最注目組に入り、「多くのギャラリーに囲まれて楽しいものになるはず」と余裕の笑みで歓迎。報道陣から「全米オープン」と前週大会の2連勝は過去に例がないことを伝えられると、「それは知らない。(前週の出場は)最高の決定をしたと思っている。すべてがうまくいくと思っている」と返し、言葉に風格を漂わせた。(ニューヨーク州サウサンプトン/林洋平)

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