2018年 ザ・メモリアルトーナメント

「苦しい4日間」終え 宮里優作はあす全米OP予選会出場も

2018/06/04 08:01
腰痛に苦しみながらも4日間を戦った宮里優作。翌日は全米オープンの予選会に出場の見通し

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 最終日(3日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)

58位から出た宮里優作は「76」と苦しいラウンドになり、通算2オーバーの70位タイに終わった。先月24日から腰痛に苦しみ、連日ホールを重ねると腰に張りの出る状況。あす4日(月)には今大会コースの近くで行われる今季メジャー2戦目「全米オープン」の予選会に出場する見通しだ。

浮上を図った最終日は5バーディ、9ボギー。パーで終えたのが4ホールと出入りの激しい内容になった。腰の状態は「朝はいける気がしたけど、コースにいってみると全然動かなかった」。スイングにも影響し、持ち球のフェードボールのコントロールはきかなかった。前半はティショットの安定性を欠いてボギーを重ねた。

後半に入ると「曲がらない打ち方みたいのをつかめて」としたが、アイアンショットに打ち方を適応させると、2打目以降がブレる悪循環になった。前傾姿勢をキープすることは難しく、「どうしても起き上がっちゃって」とアプローチにも苦戦。パットは上向き、チャンスをモノにしたが、「やれるイメージはあったけど、厳しい4日間だったね」と悔やんだ。

前週の欧州ツアー「BMW PGA選手権」は初日(先月24日)に棄権した。「下手にやるより思い切って休んだほうが良いというのもある」と休養の必要性を理解しつつ、体の状態が改善していることを踏まえ「前週のようにどうしようもなければ棄権だけど、やれそうな感じはある」。実際、2日目と3日目はアンダーパーをマークするなど「出てみたかった」舞台で4日間を戦った。

1日36ホールで争う予選会は、午前8時にティオフ予定。「朝起きたときの状態で出場するかを決める」としたが、3年連続出場を狙うメジャーへの切符が待つ。次週は出場する試合はなく「(予選会は)いけると思う。どっちにせよ、そのあとの1週間は休めるので。なんとかなりそうだと思っている」。もう一度体にムチを打ち、出場への意欲を示した。(オハイオ州ダブリン/林洋平)

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