2018年 ザ・メモリアルトーナメント

カットラインとのせめぎ合い 宮里と小平は肉体にムチ

2018/06/01 11:18
ティショットの引っ掛けが目立った宮里優作。カットライン付近で初日を終えた

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 初日(31日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)

宮里優作は前半の出遅れを後半に巻き返し1オーバーの61位タイ。前週24日(木)から苦しむ腰痛は「痛めてから一番状態は良かった」とした上で、「思ったよりも体が回ってくれなくて」とショットを引っ掛けるミスが目立った。

暑さが厳しくなった午後、難度の高いインから出た宮里は前半11番(パー5)で、ティショットを左サイドのハザードに入れた。5オン2パットのダブルボギーをたたくと、18番でも1打目を左のクリークに突っ込んだ。前ホールから2連続ボギーとし、「ほとんどバーディチャンスのなかった」前半に4ストローク失った。

それでも、第2打をピンに絡めた折り返しの1番でこの日最初のバーディを奪うと、12mを決めた4番(パー3)から2連続を含む計3バーディ(ボギーなし)。最終9番では3mのパーパットを決めてこぶしを握った。カットラインの70位タイ以内をキープし、「あしたからは体をクルっと回せるようにスタンスをもう少し狭くしてやりたい。(ティショットが)まっすぐいけば何とかなるという感じはしているので、アンダーで回りたい」と気持ちを引き締めた。

身体に疲労がにじむ小平智。飛距離も落ちているという

米ツアー4連戦目になる小平智は疲労の色をにじませながら2オーバー74位タイでホールアウト。2バーディ、4ボギー「74」の内容に「ショットの調子は悪くないけど、飛距離なども半番手くらい落ちている」という。

渡米前に日本ツアー1試合、翌週にチャリティのプロアマ戦に出るなど、6週続く過密日程。初日は午後、2日目に午前と準備時間が短いティオフ時刻ではあるが、「とりあえず休んであしたも頑張ります」と話した。(オハイオ州ダブリン/林洋平)

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