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人生で初めて…小平智はアルバトロスに「ヤバっ」

◇米国男子◇フォートワース招待 初日(24日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7209yd(パー70)

ミラクルショットが好発進を後押しした。大会初出場の小平智は後半1番(パー5)で、キャリアで初めてのアルバトロスを達成するなど「66」をマーク。4アンダーとして首位に4打差の8位タイで滑り出した。

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前半インを1バーディ、2ボギーとして折り返した小平は、直後の1番でビッグプレーを見せた。フェアウェイから残り235ydの第2打。3アイアン代わりのUTを握り、「風は右から。少し、つま先上がりでライの通りに打てば良かった」と放った一打は、わずかなドロー軌道を描いてグリーンに着弾。5mほど転がり、絶妙なタッチでカップに吸い込まれた。

「(ボールが入るところは)見えました。ヤバっ…と思いました」というダブルイーグル達成は、2週前の「ザ・プレーヤーズ選手権」最終日のブルックス・ケプカに続き、PGAツアー今季2度目。当地では1978年のジョージ・バーンズ以来の記録となった。

同組の選手や帯同ボランティアともハイタッチを交わし、現地に応援に駆け付けた美保夫人も大喜び。「人生で初めてで、気持ち良かった。練習でもあったかどうか…というくらい。試合ではアマチュアの時も含めて初めてです」と小平。ボールをカップから拾い上げた直後にはグリーン脇のギャラリーに呼ばれ、スマートフォンでセルフィーに収められるという珍しい祝福シーンとなった。

この日はスタート直後に思うようなショットが打てず、1Wでフェアウェイをとらえたのも前半15番が初めてだった。16番(パー3)までに2ボギーをたたき、その直後に修正を施したという。「17番くらいからスイングを前のイメージにしたら良くなってきた」。アルバトロス達成の余韻に浸るわけでもなく、「特に思うことがなかったから、後半は普通にゴルフができた」と、続く2番で8mを沈めるなどアウトで4バーディを決めた。

ただ、いくらスーパーショットがあっても、ホールアウト後の小平は最終9番で喫したダブルボギーへの不満を隠さなかった。3Wでの第1打は左サイドのバンカーへ。9Iでの2打目をアゴに当て、脱出に2打を要してグリーン上では3パット。「運が悪かった。(ティショットが)狙えそうで狙えなさそうなところに入ってしまった」と唇をかむ。

「あの運の悪さと、アルバトロスの(幸)運とでチャラです。(ダブルボギーとの相殺で)“普通のバーディ”でした」。浮かれることなく2日目へ。最後のつまずきも、きっといい薬になる。(テキサス州フォートワース/桂川洋一)

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