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2018年 マスターズ
期間:04/05〜04/08 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

やりきった7度目のマスターズ 松山英樹は19位

◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)

7度目の「マスターズ」も優勝には届かなかった。それでも、最終18番でティショットを右に曲げた松林から粘り強くパーを拾った松山英樹の表情は、晴れやかなものだった。

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最終日に4日間でベストとなる3アンダー「69」。2番、3番、(4番ボギー)、5番、8番とバーディを重ねて、今週初めてリーダーボードに「MATSUYAMA」の名前を載せた。だが、後半はスコアを伸ばせず通算3アンダーの19位。結果に満足できるはずもないが、それでも“やりきった”という充実感が漂っていた。

「期待はゼロ」と言った開幕前。それは本心に近かった。ショットも、パットも、アプローチも、すべてが頼りない状態だった。2月に左手を痛めて約1カ月半、戦線離脱を余儀なくされた。「ケガした時点でここまでのスケジュールも考えていた」と、そのせいにはしなかったが、練習で打つ球数を制限した時期もあった。試合を終えたあとで初めて、「もう大丈夫と思ってやっていたのが、ちょっと痛くなっている」と口にした。

「(予選を通って)4日間できるとは思わなかった。よく頑張ったなって感じです」とめずらしく自分自身をねぎらった。「小手先ゴルフ」と評したが、いまできることを総動員して、オーガスタに立ち向かった自負がある。

それでも目指すのはもっと先。やるべきことはいくらでも思いつく。健康でケガをしない体を手に入れて、技術ももっと高めていく。これからまた、努力の日常へと戻っていく。

オーガスタでの60台はキャリアで4度目。だが、すべてが決勝ラウンドだ。どう思う?という問いかけに「どうですかね・・・」と首をひねり、「どう思います?」と聞き返してきた。記者には答えるすべもなかったが、そんな1つ1つのピースをはめていき、いつか全体像が完成するはず。

「マスターズ」初優勝者の平均年齢は31歳。松山は26歳。これからまだ何度でも、扉をノックし続ける。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)

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