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「勝つだけです」池田勇太は決勝進出の可能性あり

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 2日目(22日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

池田勇太は終盤17番でマット・クーチャーにアップを奪われ、18ホールを戦い抜いて1ダウンで惜敗した。通算1勝1敗となったが、あすのザック・ジョンソンに勝利すれば、決勝進出の可能性はある。

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上空を吹く風の見極めが難しかった。3番は2打目をキャリーでグリーン奧にはずし、4番(パー3)もティショットはピン上15mへ。7番(パー3)では逆にピン手前20mのバンカーに打ち込むなど縦の距離を合わせきれない。

それでも、「全部ピンをさして飛んでいるし、思ったようには打てている」と、ショット自体は好感触と強調する。7番以降は16番までに3バーディ(ノーボギー)と立て直し、一時は3ダウンまでいった戦いを、16番のバーディでオールスクエアへと戻してみせた。

だが、17番(パー3)でティショットをグリーン奧のラフに打ち込み、ボギーとして1ダウン。「16番を取ったあと、17番で落としたのがこういう結果になったと思う」と流れに乗り切れなかったことを悔しがった。

きのうのラウンド終了後は、1Wのシャフトやヘッドに鉛を張ってウェイトを調整し、「きょうはすごくよかった」と、強い風のなかでもティショットは復調気配。あす、池田がジョンソンに勝ち、クーチャーがロス・フィッシャー(イングランド)に負けるか引き分ければ、決勝進出を懸けたプレーオフに突入する。

池田は、「結果としてどうなるか分からないけど、勝つだけです」とシンプルに意気込んだ。(テキサス州オースティン/今岡涼太)

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