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堅実さとリスクと 故障明け松山英樹の“試合勘”

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 2日目(16日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ◇7419yd(パー72)

松山英樹が左手親指付け根の故障からの復帰戦で、決勝ラウンド進出を決めた。22位タイから4バーディ、4ボギーの「72」で回り、通算2アンダーの31位タイ。順位は下げたが、大会前に定めた「4日間のプレー」という目標をまずはクリアした。

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風が舞う午後のスタートとなった2日目も、前日に続きタイガー・ウッズジェイソン・デイ(オーストラリア)と同組のプレー。喧騒の中で松山は慌ただしい展開を続けた。「1番からドタバタでした」と、スタートホールでバンカーからの3打目を直接沈めてバーディで発進しながら、8番から2連続ボギーとするなど勢いづけなかった。

グリーン奥からチップインバーディを決めた10番でガッツポーズを作ったかと思えば、続く11番では4Iでのティショットを左の池のフチに入れ、左足のシューズとソックスを脱いでウォーターショットを披露。フェアウェイにうまく置いたが、2パットボギーとした。終盤17番パー3で5mのバーディパットをねじ込み、なんとかこの日はイーブン。「久しぶりに歩いて(前日から)2ラウンドしたので足が疲れました」と笑った。

患部の痛みはこの日も「大丈夫でした」と安堵した。再発を防ぐ目的も含め、スイングに修正を加えているという。2日間のフェアウェイキープ率は42.86%。パーオン率は47.22%と低調。「(1カ月半前に)痛みが出たのは、そういうスイングをしていたということ。体の状態がどこまで大丈夫なのかもわからないので、スイングを変えながらやっている。(ショットが)悪くなっても仕方ないのかなという感じ」と試行錯誤中だ。

1カ月半の間、実戦から離れていたため、“試合勘”への影響はもちろんある。1Wショットを左に曲げた4番(パー5)のシーン。ピン方向が木にさえぎられた2打目で、左の5番ホールのフェアウェイに脱出し、3オン2パットでパーを拾った。スマートな判断に拍手が飛んだが、本人には不満もある。「ああいうところで、リスクは高いですけど、4番のフェアウェイに戻せるようなショットがね…(今は打とうと思えない)。左(5番ホール)を選択せざるを得ないのが現状。(好調なら)大きいスライスをかけたいところ」

トップとの差は9打に広がったが、しっかり予選を通過した満足感もある。「4日間できるんで、課題がもっと見つかると思う。この2日間の課題を取り除けるようにしたい」と、ゴルフとの向き合い方は相変わらず前のめりだった。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

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