米国男子ツアー

メジャーリーガーとラウンド 松山英樹の長い1日

2018/02/01 11:10
プロアマ中、メジャーリーガーのパトリック・コービンと会話をする松山英樹

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 事前情報(31日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7266yd(パー71)

大会3連覇を目指す松山英樹の1日は長かった。今週、米ツアーはプロアマ戦を前後半9ホールずつに分け、それぞれ別々の選手がプレーできる新システムを導入した。だが、松山は18ホール回ることを選択。朝10時20分のティオフから、約6時間かけて18ホールをプレーした。

同伴競技者は、現役メジャーリーガーで地元アリゾナ・ダイヤモンドバックス所属の投手パトリック・コービンや、元NFL選手で現在CBSスポーツのフットボール解説をしているジェイ・フィーリーら著名人たち。

外周をぐるりとスタンドに囲まれた16番(パー3)はすでに多くの観客で埋め尽くされ、DJが大音量で音楽をかけるなどお祭り騒ぎ。松山はときおり笑顔を浮かべながら、気やすくギャラリーのサインや写真撮影に応じ、楽しんでいる様子だった。

ラウンド後の練習場。松山英樹の足元はこんな感じ

ラウンド中は、待ち時間を利用してほぼ毎ショット、携帯カメラでアドレスの向きを撮影し、アライメントの調整に注力。ホールアウト後もパッティング、アプローチ、打撃とひとしきりこなしたが、誰一人いなくなった練習場で最後まで足元にパッティングレールと2本のシャフトを置いて、アドレスを確認しつつ打ち込みを続けていた。

最後はドーピング検査もこなすおまけ付き。大会初日は午前7時47分のティオフだが、午後6時過ぎにようやく会場を後にした。(アリゾナ州スコッツデール/今岡涼太)