松山英樹、来年の目標は「最多勝」 4年ぶり報知プロスポーツ大賞

世界ランキング4位の松山英樹が12日（火）、東京都内で開催された「報知プロスポーツ大賞」（主催・報知新聞社）の表彰式に出席した。4年ぶり2回目の大賞受賞となり、初めて賞金女王に輝いた鈴木愛、プロ野球・巨人の菅野智之投手、プロボクシングの村田諒太選手らとともにトロフィを受け取った。

来年の目標について『最多勝』と色紙に記した。「もっと優勝できるように頑張ればメジャー（タイトル）も近づいて来ると思う」と語り、悲願のメジャー優勝への意気込みを改めて示した。

松山は2週間前にバハマで開催されたツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」（5位）で自身の2017年の戦いを締めくくり、一時帰国。「2勝（フェニックスオープン、ブリヂストン招待）を挙げたし、メジャーで優勝争いもしたけれど、もう少しできた気持ちが強い」と、満足までには至らなかった1年間を振り返った。

野球好きの松山らしく、隣席にいた菅野選手との会話に花が咲いたようで「ボールのスピードが僕より速いことは分かりました。野球選手にはかないません」。同じテーブルを囲んでいた鈴木も「菅野さんと野球の話ばかりしていた」と笑っていた。

トークショーでは、11月の安倍晋三首相とトランプ米大統領とのラウンドについて「あれで緊張しない人はいない」と苦笑い。ラウンドした霞ヶ関カンツリー倶楽部（埼玉県川越市）は2020年東京五輪のゴルフ競技会場で「去年から改造して良いコースに仕上がっている。3年後は（五輪に）ぜひ出たい気持ちは強い」と言葉にすると、会場は大きな拍手で包まれた。

来年1月4日にハワイで開幕する「セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ」で2018年の初戦を迎える。それ以降の出場スケジュールは未定とした。（編集部・塚田達也）