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松山英樹が急浮上「66」 ウッズと2年ぶり同組ラウンドへ

◇米国男子(ツアー外競技)◇ヒーローワールドチャレンジ 2日目(1日)◇アルバニーGC(バハマ)◇7302yd(パー72)

1アンダー14位タイから出た松山英樹は7バーディ、1ボギーの「66」をマークし、通算7アンダーの5位タイに浮上した。3日目は約9カ月ぶりの復帰戦で、同スコアで並ぶタイガー・ウッズと同組でプレーすることが決まった。

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18ホールを通じて満足のいくショットは「きょうはゼロ」だったという。それでも前日2ボギーを喫した前半アウトで、この日は4バーディを決めた。2番(パー3)でティショットをピンそば2mにつけて1つ目。350ydと短い7番では1Wでグリーン左手前まで運ぶ積極策でバーディとした。

好スコアの要因を「(きのうよりも)グリーンに乗ったから」とサラリと分析した一方で、この日も復調傾向にあるパッティングが要所で決まった。14番ではフェアウェイから上りのアプローチがグリーンに届かないミス。ボールがスプリンクラーヘッドに入り、ドロップ後にカラーからパターで4mを沈めてバーディを奪った。最終18番はアプローチ失敗が続いた後、左カラーから3mを沈めて「大きいですね」とボギーで耐えた。

なお、ホールアウト後にはルールトラブルによる問題が浮上。18番の第3打。上りのアプローチがグリーンに届かず、ボールが傾斜で戻っていた最中に、松山は打球痕を足で修復した。この行為がゴルフ規則(13-2 球のライや、意図するスタンス・スイングの区域、プレーの線の改善)に抵触する可能性があり、ラウンド後に競技委員から聴取されたが、「無意識でディボットを治した」という主張が認められ、無罰となった。

この日は直後の組でウッズがプレーしており、松山はプレーの合間に後ろを振り返るシーンもあった。「飛んでるなあ…と思って見てました。10番、11番とか…。ギャラリーが多い。やっぱりスゴいね」

その後、松山が3日目に同組でプレーすることを知ったのはラウンド後の練習中。スマートフォンで順位を確認し「飛距離、置いていかれるのかなぁ」と無邪気に言った。一緒にプレーするのは2015年の「ウィンダム選手権」以来となる。2013年の世界選手権「ブリヂストン招待」では、松山は2日目に「61」を出したウッズの姿を見て驚嘆。4年後の今年8月の同大会で最終日に同じコースレコードをマークして優勝したのは記憶に新しい。

ショットの修正作業に励みながら、週末もパッティングの状態をキープすることを心掛ける。「いい感じで打てていると思う。あしたは『スコアを崩したくない』という気持ちが出てくる中で、どれだけいいストロークができるか」。前年大会で優勝したとき、ホスト役のウッズは松山について「いずれ倒すべき相手になる」と言った。今度は、目の前で成長を見せる時だ。(バハマ・アルバニー/桂川洋一)

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