2017年 WGC HSBCチャンピオンズ

谷原秀人の世界連戦が再スタート「大変だけど去年と一緒」

2017/10/24 19:32
日本で見る機会もめっきり少なくなった谷原秀人。

◇世界ゴルフ選手権◇WGC HSBCチャンピオンズ 事前情報(24日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7266yd(パー72)◇

国内ツアーに最後に出場したのは9月中旬の「ANAオープン」。谷原秀人は「あれで終わりましたよ」と、今季はもう日本でプレーする予定はない。一方で、2週間前のイタリアから今週は中国、次週以降はトルコ、南アフリカ、ドバイという連戦で欧州ツアーのファイナルシリーズに参戦する。

ドバイ翌週には国内ツアーの「カシオワールドオープン」が開催されるが、「もうこれだけ出ていないし、微妙なところ(賞金ランク48位)にいるので、最後に(賞金シードとなる)60位の邪魔をしたくもない」という理由も谷原らしい。

「ここからは予選落ちがないので、やるべきことをやる。本当は(年末までに世界ランク)50位以内に入りたいけど、自分の(過去に獲得した)ポイントも減るので、それを補いつつ稼いでいかないといけない。大変だけど、去年と一緒かなと思いますね」と、今季残りは主戦場とする欧州一本に絞っている。

昨年の今大会は世界ランク71位で迎えて、年末時点の50位には届かなかった。それでも、「マスターズ」2週前の「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」で大会4位に食い込み、ランク48位でオーガスタへと滑り込んだ。あれから一年。今年は世界ランク57位で上海へと戻ってきた。

今年の夏頃から取り組んでいるスイング改造は「毎週やっていることが違う」としながらも、「良くなっている感じはある」という。「自分の目指しているスイングを今年中に作り上げられたら最高。来年は何も考えずにスイングできたらいい」という構想だ。

昨年は松山英樹が通算23アンダーでぶっちぎった。「あんなに出るイメージはなかった」と苦笑いを浮かべた谷原だが、「去年よりショットはマシなので楽しみです」と、海外でもまれてきた風格も漂わせながら、静かに意気込んだ。(中国・上海/今岡涼太)

この日は片岡大育と和気藹々とラウンドした

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