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激怒のマスターズ王者が再びパターへし折る 3Wでナイスバーディ!

◇米国男子プレーオフ第2戦◇デルテクノロジーズ選手権 3日目(3日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇パー71(7342yd)

セルヒオ・ガルシア(スペイン)が怒りのあまりパターをへし折って、3Wやアイアンでパットを打った。ガルシアは昨年9月の「BMW選手権」の第3ラウンドでもパターを破壊し、グリーン上で他のクラブを使ったことがある。

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「マスターズ」王者が“再びキレた”のは前半4番。1オン可能なミドルホールの2打目で、カップまで約12mのカラーからのイーグルチャンスをパットで放った。ボールはグリーンに乗るとすぐにカップから大きく右方向にそれた。

下を向いて落胆したガルシアは、その場で激怒。右手で持っていたパターを勢いよく振り下ろした。「ドンッ!」と地面をたたいた鈍い音とともにシャフトは“ぐしゃり”。へし折れて使用不可能となったパターの状態を確認して、3Wにスイッチすると4.5mのフックラインをジャストタッチで決めてみせた。

珍しいナイスバーディに観客の笑顔とともに拍手が飛んだが、その後は続かず。アイアンに持ち替えたが、6番と8番で3パットボギーを喫した。後半13番では3Iでバーディパットを決めたが、結局「75」として28位から通算2オーバーの53位に順位を落とした。

ゴルフ規則4-3(損傷クラブ:修理と取り替え)では、「通常のプレー中」にクラブが破損した場合は「クラブを修理したり、させたり」することを認めている。だが、今回のケースは該当せず、ガルシアは残りの14ホールを13本でプレーした。

ちなみにガルシアは、今大会で1バーディあたり2000ドル(約21万円)、1イーグル5000ドル(約54万円)をハリケーンに襲われたテキサス州の被害地域に寄付すると発表しており、3日目までに11個のバーディを獲っている。(マサチューセッツ州ノートン/林洋平)

<4-3 b 通常のプレー中以外のときに受けた損傷>
正規のラウンド中に、プレーヤーのクラブが通常のプレー中以外のときに損傷し、そのために不適合となったりクラブの性能が変わったときは、以後そのラウンド中はそのクラブを使ってはならない。また、取り替えてもならない。規則4-3bの違反の罰は競技失格

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