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2017年 ウィンダム選手権
期間:08/17〜08/20 場所:セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)

バーディ「0」にイライラ募る 石川遼は4カ月ぶり決勝

◇米国男子◇ウィンダム選手権 2日目(18日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7127yd(パー70)

4アンダー18位タイから出た石川遼はバーディなし、1ボギーの「71」とスコアを落とし、66位タイに後退した。序盤からショットで作ったチャンスを生かせず、勢いに乗れないまま。7試合ぶりの予選通過にも「イライラしかないですね。ノーバーディだったのが悔しくてしょうがない」と、大きなため息をついた。

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打っても、打っても入ってくれない。もどかしい展開を石川は打破できなかった。出だし10番から4m前後のバーディパットがことごとくカップ横を通り抜けていく。15番(パー5)ではフェアウェイから残り238ydの第2打が、ピン奥の砂まみれのラフに落ちた。難解な「初対面のライ」からエクスプロージョンショットで2m弱に寄せながら、2パットでパーどまり。18番で、右ラフからの2打目が下り傾斜でグリーン手前にこぼれ、3オン2パットのボギーを先行した。

カットライン上でプレーした後半アウト。午後の荒れたグリーンでプレーしたが「どこかが悪い。きのうよりもラインから外れるのが早かった。ボールをラインに乗せられていない」と、自身のストロークの乱れを指摘した。終盤6番では3mのスライスラインを外し、8番も3mのチャンスを生かせない。

最終9番、同じ組のアン・ビョンフン(韓国)が1mのバーディパットを外した後、石川も90cmを外してついにバーディなしで終了。選手の打数情報を伝えるツアーのショットリンクシステムによると、この日決めたもっとも長いパットは13番のパーパットで、6.2フィート(約1.89m)。パット技術の指標である、ストローク・ゲインド・パッティング「-3.121」は全体147位だった。

4月「バレロテキサスオープン」以来の決勝ラウンド進出となったが、視線はすでに2週後の下部ツアー選手との入れ替え戦(ウェブドットコムツアーファイナルズ)に向いている。

各技術の向上はもちろんだが、「自分のメンタル的な悪い癖」を直すことも大きなターゲット。「ドライバーショットはいままで、まっすぐいけば80点(の出来)でも『良し』と思っていたところがあった。満足していた」。高いレベルを求め続けて、自分への甘えを排除したい。そうでなければ、技術の向上もない。悔しさいっぱいのラウンドは、石川をすぐに練習場へと向かわせた。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/桂川洋一)

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