2017年 全米プロゴルフ選手権

メジャー最終戦に臨む松山英樹 “圧勝”翌日に4時間練習

2017/08/08 11:52
優勝翌日にメジャー会場に姿を見せた松山英樹のもとにはサインを求める長蛇の列ができた

◇海外メジャー◇全米プロゴルフ選手権 事前情報(7日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7442yd(パー72)

オハイオ州で行われた「WGCブリヂストン招待」で今季3勝目を飾った松山英樹は翌日の7日(月)、今週開催のメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」を前に会場のクエイルホロークラブに入った。午後2時半から9ホールの事前ラウンドを含めて約4時間の練習。選手仲間やギャラリーから祝福の言葉をかけられながら汗を流した。

最終日に「61」をマークして後続に5打差をつける圧勝劇。ドライビングレンジで調整を始めた松山のもとには、ライバルたちが“脱帽”といった様子で握手を求めた。

メジャー会場のファンも、もちろん前日のプレーを知っている。同コースは昨年まで松山も出場経験がある「ウェルズファーゴ選手権」の会場。午後3時過ぎから、改造が施されたアウト9ホールでのコースチェック中には多くの来場者にサインをねだられた。

「アリガトウ」「オメデトウ」「ガンバッテ」と片言の日本語を駆使するギャラリーが多数いる中、突然スマートフォンでGoogle翻訳のアプリを起動させ、発音を練習し始めるツワモノも。近くにいた日本人に声をかけてレッスンをしてもらい、「ワタシト イッショニ シャシンヲ トッテクダサイ」と練習の成果を発揮すると、松山もニヤリとして、熱意に気圧されたままセルフィーに収まった。

最後は1時間近いパッティング練習。スコッティキャメロンのエースパター、前週4日間を通して使用したテーラーメイドのマレット型を併用してボールを転がし続け、午後6時半にコースを後にした。(ノースカロライナ州シャーロット/桂川洋一)

ドライビングレンジでビリー・ホーシェルから祝福される松山英樹
今季3勝目を挙げても猛練習。松山英樹はメジャー会場で早速練習を開始した。

2017年 全米プロゴルフ選手権